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第152話

Ⅰ.98話 言えない名前と言うべき理由
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2026/03/01 09:00 更新
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
おはようございますっ
剣城京介
剣城京介
…、あなたの朱桃ちゃんの下の名前…!?!!
昨日退院した私は、早速教室に入る。
他のクラスメイトはそこまで驚いていなかったけれど、京介だけは目を見開いて私の方に歩いてきてくれた。
剣城京介
剣城京介
身体はもう大丈夫なのか…?!
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
はいっカグラさんも、
もう退院して良いって!
カグラさんっていうのは、カグヤさんのお兄様。
最初は一ヶ月は安静にしなきゃならないって話だったみたいなんだけど、ある日を境にこれ以上ないくらい不自然に悪い所が消えたんだそう。
「退院しても良いけど、安静にするのに代わりはないから、無理はしないようにね」って言われてしまった。

…そんなに酷かったのだろうか。
正直、治ったってことは普通に倒れただけだと思いたい。
剣城京介
剣城京介
…そうか、良かった…
ほっと胸を撫で下ろし、そう言ってくれる京介。
そんなにも心配してくれた、ということだろう。
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
ご心配かけました…
ありがとうございますっ
剣城京介
剣城京介
いや、朱桃が平気なら良いんだ
そう言いながら席にと促してくれる京介。
番号順から席替えをしてしまい少しだけ離れてしまったけれど、それでもついてきてくれた。

そして、着席をして、朝のホームルームが始まる。
先生は入ってくる時、少しだけいつもとは違う雰囲気だった。その理由はすぐに明かされることとなる。


今日は、“転校生”がやってくるらしい。

朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
(転校生…)
そういえば、マサキも転校生だったんだっけ。
ちなみに、マサキは…と言えば、多分もう皆と…蘭丸とも仲良くなってると思う。蘭丸から直接聞いたんだ、「意外と良い奴だ」、って。
ママから聞いた話、マサキのご両親は会社をやっていたのだけれど、倒産してしまったらしい。それでマサキを育てることが出来なくなり、その結果お日さま園という孤児院に預けられた。人間不信になったマサキを何とかしたい、少しでも笑顔になってほしい、…そう思った瞳子さんやママ、それにお日さま園の方々が、マサキをこの雷門中に入学させることに決めた。サッカー部に入ったのは彼の意思なんだそう。

元々やってる所は見ていたけれど、そんなに深い状況の中接していただなんて知らなかった。
更にママ情報によれば、クロこと黒剣甘力は彼に膨大な気遣いをしていたらしく、彼もまた少し心を開いてたのだそう。私のことを言っていたのかどうかはさておき、…クロが裏でそんなことやっていただなんて信じられない。今までなら。けど、昔の記憶や今の状況を考えれば、独りだと思っていたマサキに気を遣う所は容易に想像出来てしまった。


そんなことを思いつつ、教室の前に入ってきた少年に目を向ける。
…私が知っているその少年は、とても緊張しているような感じで声を上げ始めた。
??
あ…えと……は、はじ…は、…
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
(頑張れ…!!)
思わず応援したくなってしまう。
大勢の人を目の前にパニックになってしまう気持ちはよくわかるから。
??
か、影山…輝、です…
影山輝。
彼のことを、私はよく知っている。

その間にも自己紹介は進んでいき、結局、輝は私の隣の席に座ることに。
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
輝!
影山輝
影山輝
もしかして…あなたの朱桃ちゃんの下の名前!?
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
はいっ!
影山輝
影山輝
久しぶりだね…!?!!
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
新学期から一度もあってませんでしたからね!

輝は、影山零治さんの甥。
パパの師匠の甥っ子で、たまに一緒に遊びに行ってる。図書館とかテーマパークとか行ったり。

もちろんパパもママも一緒だけどね。



ーーーーーーーーーー




それから、暫くの放課は、転校生ということで多くの人に質問されていた。私も聞きたかったけれど、お医者様にはまだ安静に、と言われているので人混みには迂闊に近づけない。ということなので、授業以外は殆ど京介の所に避難していた。

ようやく収まったと思えば、もう既に帰りの会が終わってしまっていた所だった。
美川術廉
美川術廉
おーい影山〜一緒に帰らねぇ?
影山輝
影山輝
あっごめんね!僕、行きたい部活があって…!
美川術廉
美川術廉
へ〜、どこの部活?
影山輝
影山輝
サッカー部なんだけど…
そんな言葉が聞こえてきて、思わず振り向いてしまう。
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
✨️✨️✨️
美川術廉
美川術廉
なら向こうにいる剣城に聞きなよ!
あ、そこにいる朱桃さんでも良いかな?確かこのクラスだとその2人がサッカー部だから
影山輝
影山輝
うん、ありがとう
そう言い、こちらに身体ごと向けてくれる影山さん。
クラスメイトの皆もチラホラとしか残っていない中、輝が「あなたの朱桃ちゃんの下の名前!」と声を掛けてくれる。
影山輝
影山輝
もし良かったらサッカー部の部室まで一緒に連れてってくれない…? まだあんまり覚えて無くて…
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
もちろんです!京介も一緒に良いですかっ?
影山輝
影山輝
京介って…剣城京介くんのこと、だよね?さっき美川くんが言ってた…!
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
はいっ京介もサッカー部なんです!
影山輝
影山輝
うん!もちろん!むしろ助かるよ!
笑顔でそう言ってくれる輝。
そんなこんなで、私達は3人で部室へと向かった。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






部室

それから、部室には先輩や天馬達、それに先生達も揃っていた。そんな中、輝を監督達の前に促していく。
円堂守
円堂守
入部希望者?
影山輝
影山輝
はい!サッカー部に入りたいんです!!
そのしっかりとした返事に対し、「中々元気が良いじゃないか!」と先輩達には好印象な様子。
円堂守
円堂守
名前は!
影山輝
影山輝
輝です!
音無春奈
音無春奈
輝くんね、苗字は?
影山輝
影山輝
苗字…、それは…あの……その…
苗字を聞かれた途端、狼狽えてしまう輝。
視線を泳がせながらこちらを見てくるので、再び「頑張れ」というメッセージを送っていく。

……あ、そういけば有人達はなんか色々あったんだっけ。パパも詳しくは話してくれなかったけど、あっきーとかと色々あったって言ってた。
…だから、こんなにも狼狽えているのだろうか。
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
大丈夫ですよ!
皆、それだけで変な見方はしませんから!
影山輝
影山輝
あの…あ…
でも、それなら安心してほしい。
守や有人、それに春奈なら…そんなことで輝に偏見を持ったりしないと思うし、ここに来てくれたということだけでも嬉しい筈だもん。それに、それでもここに来てくれたということは、それだけの覚悟があったということ。

輝にそういえば、輝は意を決したような顔になり、口を開く。
影山輝
影山輝
…かっ、影山です!影山輝です…っっ
皆は、苗字を言ったことに満足そうな顔をする。
しかし、大人3人は唖然とした目で彼を見つめた。春奈先生なんて、持っていたバインダーを落としてしまうほど。
円堂守
円堂守
かっ…影山!?
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
はい!
新生雷門イレブン
???
守の信じられない、と言った声を聞くと、下を向いて固まってしまう輝。
鬼道有人
鬼道有人
まさか…あの、
影山輝
影山輝
…はい、影山零治は…僕の叔父です
音無春奈
音無春奈
っっ…兄さん……
春奈先生も守監督も、静かに有人コーチを見守る。

有人は一言、「そうか」とつぶやいた。
その顔には、意外にも穏やかな表情を浮かべていた。
浜野海士
浜野海士
ちゅーか影山零治って誰っすか?
天城大地
天城大地
知らないド…
そして、有人はさらに言葉を紡ぐ。理由を聞く質問。
目元は隠れてしまっているが、優しげな表情を浮かべているのが手に取るように分かる。
鬼道有人
鬼道有人
だが何故隠そうとした、
その言葉に再び俯く輝だったが、なんとか口を開いた。
影山輝
影山輝
っっ…それは…叔父は、雷門サッカーに色々とご迷惑をお掛けしたと聞いています、だから…名前を言うと、入部は許されないと思って……
段々と小さくなっていく声。
影山輝
影山輝
ぃやっぱり、ダメですよね!
哀しそうな声だけど、わざと大きな声をあげて笑いながらそう言い放つ輝。
「それを言ったら私はどうなるんですか、我が父は彼の立派な弟子だったと聞いておりますが」、と言いたくなるのをぐっと堪える。
影山輝
影山輝
…じゃあ、お騒がせしました…
礼をしながらそう言い放ち、そのまま踵を返して去っていこうとする。
松風天馬
松風天馬
あっ…ちょっと…!
しかし…



円堂守
円堂守
待て!!!





……それを、守監督が止める。
「へっ…?」と振り向けば、そこには堂々と立っている守の姿があった。

そのまま輝の元まで歩いていく守。
円堂守
円堂守
影山輝、サッカー好きか
影山輝
影山輝
…、……はい!!!!
一瞬意味を惑う輝だったが、すぐに大きく真剣な表情で「はい!」と口を開いた。

円堂守
円堂守
だったら迷うことはない!
鬼道有人
鬼道有人
…確かに、影山零治が雷門サッカー部にしたことは許されることではない、だが…本当は心からサッカーを愛していた、
音無春奈
音無春奈
!!
鬼道有人
鬼道有人
俺たちと同じくらいにな
キョトンとしながら有人を見つめる輝。
春奈先生と守は納得したような顔を見せるし、私もパパから聞いていたことだったのでスッと理解できた。
鬼道有人
鬼道有人
何も恥じることはない
影山輝
影山輝
えっ…?
ハテナを浮かべる輝に、有人と守が口を開いた。
鬼道有人
鬼道有人
あの人が行きつけなかった所まで、お前が行ってみせるんだ!
円堂守
円堂守
影山輝、今日からお前は雷門サッカー部の一員だ!
影山輝
影山輝
…!!! ありがとうございます!
輝は、ぱぁぁぁああっと笑顔を浮かべてそんな礼をした後、こちらに振り返って再び礼と自己紹介をする。
影山輝
影山輝
影山輝です!よろしくお願いします!
松風天馬
松風天馬
こっちこそよろしく!輝!
西園信助
西園信助
よろしくね!
皆、影山零治のことは…「そういうこともあるよね」くらいに捉えることにした、ということだろうか。
特に深掘りはせず歓迎される…かと思いきや、、、

剣城京介
剣城京介
で?どのくらいサッカーできるんだ?
影山輝
影山輝
ウグッ…どのくらい…と言われても、、、
と、京介の質問に頭を回転させている輝。
影山輝
影山輝
ボール蹴り始めて…まだ2か月なので、
天馬&信助
えぇっ!?
影山輝
影山輝
自分じゃよく分かりません…!
困ったような笑みを浮かべる輝。
はぇぉ…2か月しか蹴ったこと無いんだ。…ということは、私の方が先輩だっ✨️
速水鶴正
速水鶴正
たった2か月ですか!?
先輩方も意外そうな顔を見せる。
狩屋マサキ
狩屋マサキ
なーんだ、初心者かよ!
霧野蘭丸
霧野蘭丸
誰だって最初は初心者だぞ?
蘭丸のその指摘にも、動じず「へへっ」と返すマサキ。
おぉ、聞いていた通りだいぶツンがデレてきている兆しを感じられる絡みですね。
影山輝
影山輝
あぁでも!ドリブルで駆け抜けたり、格好良くシュートを決める!そんな選手になりたいです!
松風天馬
松風天馬
うんうん!
それから私達は、練習する為にグラウンドに向かうことになった。
作者
作者
この回の新生雷門イレブン全員を置いてけぼりにする前作主人公ズが好きです(?)
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
はぁ…?
作者
作者
久しぶりすぎて張ってた伏線やらキャラの喋り方やら設定やらを全て忘れたので違和感あったらごめんあそばせ
朱桃(なまえ:朱桃ちゃんの下の名前)
朱桃あなたの朱桃ちゃんの下の名前
(^_^)/~~~~~~~~~~~

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