第12話

ぷりっつの過去
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2024/06/06 07:24
俺は今まで他人に差別をつけられていた。
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
見て!テストで100点とれたよ!
親
さすがぷりっつだわ!
他の兄弟とは違って、
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
…そういうのはやめて
親
w冗談よ
親
通信簿オールAじゃない!
天才だわー!
親
それ以下にはならないのよ、ぷりっつ。
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
はい。
なぜか俺は完璧を求められた。
他の兄弟とは比べられる。最悪だ。
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
なぁ、お母さん。
親
なーに?
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
俺、お母さんの理想像になるために生まれたわけじゃない…
今までの嫌な気持ちをぶつけた。
母の表情を見てみると、目にハイライトがなかった。
失望されたんだ、、とその時は思っただが、
この人の口から出てきた言葉は…
親
どこの誰があなたを頭悪くさせたの?
親
私、理想像とかいう言葉教えたことないんだけど?
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
え?
本を読んでたら言葉なんて嫌でも覚える。
だから言葉をみんな覚えてるんじゃないの?
人との会話もあるかもだけど、俺は兄弟以外誰とも最低限の会話以外話しちゃいけない環境だった。
なんで、、、

なんで俺を責めないの?
なんでお母さんは俺に期待してるの?
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
あの、
親
わかったわ!
兄弟のせいね!
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
え?違ッ
親
ん?(⌒▽⌒)
怖かった。このことに何か言ったら殺されそうで。
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
なんでも…ない
ぷりっつ 幼少期
ぷりっつ 幼少期
お母さん、
俺さ、空手習いたいな…
親
いいわよ!
習いたい理由は1つ。
こいつを自分の拳で殴るだけ。
それから何ヶ月かたって空手は辞めた。
未練などないはずなのにこいつを殴れない…
なんて考えていたら
あっきぃ 幼少期
あっきぃ 幼少期
痛いよ…
親
うるさいわね!
人を殴る音とともに、血なまぐさい匂いが漂う。
殴られてるんだ。俺のせいで。兄弟が。
ぷりっつ?
ぷりっつ?
お母さん?
ということがあり、その時は理性なんか消えてたと思う。
これからは俺が兄弟を守る。と心に誓った。

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