数日後のホームルーム。
教室がざわつく。
一瞬、静まり返る教室。
そして。
笑いながら否定するけど、
もう半分決まった空気。
少しだけ間。
ライは肩をすくめた。
拍手。
あなたは小さく息を吐いた。
――やっぱり。
その時。
一瞬、空気が止まる。
顔をあげる。
一気に視線が集まる。
言葉に詰まる。
本当は、怖い。
責任も。
目立つのも。
でも。
ちらっと、ライを見る。
目が合う。
ライは、驚いた顔のあと、
ふっと優しく笑った。
その口の動きだけで分かる。
心臓が跳ねる。
逃げたくない。
隣に、立ちたい。
教室が一瞬静まり、
次の瞬間。
あなたの顔が一気に赤くなる。
ライは少し驚いたあと、
小さく笑った。
前に並ぶ。
距離が近い。
小さな声。
並んで立つだけで、
変に意識してしまう。
チャイムが鳴る。
ざわざわした空気の中、
クラスメイトがにやにやしている。
放課後。
教室に残る二人。
まだ何も始まっていないのに、
空気だけが少し特別だった。
ライがふっと言う。
少し間。
その一言で、
胸がぎゅっと締め付けられた。
文化祭は、
きっと騒がしい。
でも。
ライの隣なら、
乗り越えられる気がした。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。