《あなたside》
練習が始まるとさっきとは打って変わって皆真剣に取り組んでいる。
基礎トレーニングにシュート練習、
ボールの跳ねる低い音やシューズの鳴る音を聴きながら彼らの練習を眺めていた。
平日の活動時間3時間のうち、
半分の1時30分ほどたった頃10分の休憩に入った。
「おぅ!」と言いながら、
スポドリを片手に二ィっと笑い彼は隣に腰を下ろした。
彼は「だったら見てるだけじゃおもろく無くね?」と言ったので私は首を横に振った。
そう頷いた彼は少し考えたあと、大声で
叫んだ。
そりゃもう、体育館の半面の端で他の部員とキャッキャしながら遊んでいたはじめ先輩に1発で届く程に。
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はじめ先輩の集合に渋々集まった後、
流石に制服のスカートは動きづらいだろうとの事でシルク君から予備のハーフパンツと靴下を借りた。
袖をまくったブラウスにハーフパンツ、体育館履きという間抜けな格好だが十分動きやすい。
準備が出来た私を見て先輩とシルク君は満足そうに頷いた。
どんどん!!ぱふー!
なんて言いながらきゃっきゃはしゃぐ2人にちょっと呆れた。
私が向こうでバスケをやっていたのももう2ヶ月も前だ。
正直、そこまで自信はないが2人が「早くやろう!!」と目をキラキラさせている姿を見ると自然とボールを弾ませていた。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。