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母は私を白鳥沢の高校に入れたく私を塾に入れた。
そこで私は出会った。
塾は授業制で席はどこでも座っていい。
ふと、君の持つファイルに目が行った。
そう言って君は前を向く。
その横顔がとても綺麗に見えたから
名前も知らない人を好きになった。
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でもそれ以来その人は授業の日程を変えたのか会えなかった。
でも、白鳥沢に入ったらきっと会える。
そう思ってた
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次第にあなたはごめんとしか言わなくなった。
それが段々ムカついて私はエスカレートしてしまった。
それで中二の後期あなたは引っ越した。
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中3になってくると段々あなたのことも忘れて勉強しだすようになった。
でも、正直言ってもっと本気を出せたと思う。
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結果は散々だ。
受験には落ちて母にすごく怒られた。
そんなことよりあの人に会えなくなってしまったことが何より悲しかった。
風の噂であなたが受かったと聞いて段々腹が立ってきた。
それでも母は諦められなかったらしく白鳥沢の近くに引っ越させて編入試験を受けさせた。
そう言って私はあんたの前に現れた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。