第88話

過去___🥀
7,250
2022/07/20 09:31


幼稚園児の時は普通だった。


家が近くてあなたちゃんともよく遊んでた。


なにかに気づいたのは多分小学5年生の時。


私のお父さんとお母さんが離婚した。
その時からお母さんはおかしくなった。


モブ
麗ちゃんの家の親離婚したらしーよ。
モブ
なんか、お父さんの方が浮気したって、
姫川麗
(…うるさい、)

みんな私の親のことコソコソ裏で話していた。


でも、1人だけ私に正面から話してくれた子がいた。

貴方
麗ちゃん、今日さ私の家に来ない?
貴方
新しいゲーム買ったんだよね!


_________________

この子だけだった。

でもきっとあの子と私は違う。

麗の母
なんでこんなものも出来ないの!?
姫川麗
…ごめんなさい。
麗の母
どうして、顔は私に似て可愛いのに頭だけはあっち      旦那に行っちゃったのかしら。


そんなことばかりだった。


そして、時は経って中学生になったある日。


親が再婚した。

その男が最悪だった。

最初は良い親を演じて段々性暴力をしてくるようになる。


こんな惨めな姿学校で見せれるわけが無い。


だから私は学校では違う自分を演じていた。


姫川麗
なんか、あの子ウザくない?
モブ
わかる。
モブ
ハブる?笑

ここでは強いやつだけが残ることを私は知っている。


だから人の上に立つ。
別に悪いことではなくない?弱いやつが悪いんだから。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
麗の母
ちょっと段々点数下がってない?
麗の母
もう中学2年生だよ?
姫川麗
…ごめんなさい。
麗の母
はぁ、あなたちゃんは成績優秀なんだって?
麗の母
なんであの子ができてうちは…

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そして、帰り道あの子は言った。


貴方
なんか最近麗ちゃん変わっちゃったよね…
姫川麗
は笑?
貴方
…や、ごめんなんでもない。
貴方
そう言えばさ、今度の春休み家族で旅行行くんだけど何かお土産ほしい?


多分それが引き金。

姫川麗
なにそれ、うちが家族仲悪いって知ってるよね。何?嫌味?
貴方
え!?違っそんなんじゃなくて…
ごめん、無神経だった。


違う、ただあなたちゃんの家にはなんでもあって、頭もよくて、私に無いものがあるから羨ましかっただけ。


ごめん。


それが言えなかった私はもっと強く当たってしまった。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

貴方
いたっ、痛いよ。麗ちゃん。

あなたを見れば見るほど私の気持ちは抑えられなくなった。


貴方
麗ちゃん、
貴方
……ごめん。

ここでは弱いやつが悪い。


だから、私は悪くない。






🧚‍♂️





ぬぬめろ
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こんにちは
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大体の人は今日から夏休みでしょうか☺️
夏休みも投稿がんばっていきます🤙🏻

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