あなたの下の名前 side
目が覚める .
時計の針は7時前を指している .
… 昨日のことはよく覚えている .
想像以上に腰が痛んでいる .
それに 手足にも 無数の
キスマや噛み跡が残っている .
昨日の行為が夢でないことが
改めてよく分かった .
( ※ 簡易服着てます )
隣で私に抱きついたまま
寝息をたてる万次郎さん .
本当に寝ているのだろうか .
万次郎さんの目にかかった
彼の髪を少し避ける .
やっぱり , 酷いクマだ .
昨日のことを話すことが
不愉快極まりなくて ,
無理矢理 話を逸らす .
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!