第16話

15 新しい家
332
2026/10/03 06:36 更新
先生に行ってきますを伝えてから




お兄さん達の車に乗り込んだ。




先生が荷物がそこまで多くないことを




伝えておいてくれたらしく、




今日は数人で迎えに来てくれた。




そして、窓の外に目を向けると、




見慣れた施設が




少しずつ遠ざかっていくのを眺めていると、




胸の奥が寂しくなった。




しばらく車が走ったところで


佐久間大介
翔太くん、新しい家楽しみ?

そう、佐久間さんが声をかけてくれた。




自己紹介してくれた時は




8人もいて覚えられるかなって思ってたけど、




あの時一人ずつ自己紹介してもらって、




みなさんそれぞれに個性があって、




思っていたよりすぐに覚えられた。




佐久間さんは髪色がピンク色だったから、




一番初めに覚えたけど。

翔太
はい。
翔太
どんなところかなってずっとわくわくしてます
目黒蓮
多分見たら驚くと思うよ。
目黒蓮
でも、着いてからのお楽しみね


そう言われると、ますます気になるな。




それから少しの間、




他愛のない話をしながら車に揺られていると、

佐久間大介
もうすぐ着くよー!


前の方から明るい声が聞こえた。

深澤辰哉
あっ、見えてきたんじゃない?

その言葉で窓の外を見る。




すると、今まで見たことない景色が広がっていた。




車が止まり、みんなに続いて外へ降りる。


宮舘涼太
ここが僕たちの家で、翔太くんの新しい家だよ


目の前にあったのは、




始めに想像していたより大きな建物だった。




そして、入口には大きな看板が出ている。

翔太
...お店、ですか?
全然思考が追いついてなくて、




思わず首を傾げると、




お兄さん達は顔を見合せて小さく笑った。


宮舘涼太
そう。
宮舘涼太
ここが僕たちでやってるカフェ。
翔太
カフェ?
翔太
じゃあ家は...?

僕が尋ねると、




みんなが建物の上を指さした。

深澤辰哉
2階と3階が俺たちの住んでるところだよ。
目黒蓮
そして、今日からは翔太くんの家でもあるから。
翔太
ここが、僕の家...
その言葉をゆっくり口にしてみる。




まだ不思議な感じがした。




でも、今日からここで暮らして、




みなさんと一緒に過ごしていく。




これから始まる新しい生活を思うと、




自然と胸がいっぱいになった。


プリ小説オーディオドラマ