日曜日。私は久しぶりに公園へ向かった。理由は、、もう一度子どもの、、幼少期に戻りたかったからだ。
そんなことを思いながら私は、近くの公園へ向かう。
夕方だからだろうか子どもは一人もいなかった。その代わり、、、
”ジャージを着た既視感のある男性が立っていた”
ええと、、?”きんとき”さんだっけ
遠くからでもわかる。きんときさんはいつも
”みんなから頼られる””真面目”な、
「偽優等生だから。」
いつもキラキラとした目なのだが、今日に限っては、どろどろとしておりハイライトが無く、
全てをあきらめている、そう読み取れた。
、、、話を聞くかそれとも無視をするのか。
私は前者をとった。理由はやはり、生徒会の情報を集め、褒美を貰うから。だからだ。
そういいながら、きんときさんの隣にあるブランコに腰を掛ける。
多分、いや絶対に断るだろう。頼るのが苦手、、なはずなんだから。
、、、めんど
過去、、なんかじゃないな。
虐待かぁ、、、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。