第8話

#6 . 恐怖
2,849
2023/10/29 11:01
その後、男はイフリート先生の手によって軽〜く燃やされ、(え?)

ツムル先生が拘束した
ムルムル・ツムル
…よし!ひとまずはこれで完了!
ムルムル・ツムル
後は魔管署に任せよっか!
ー外ー
先生達が私を外に出してくれた後、
イフリート・ジン・エイト
大丈夫…ではなさそうだよね

私への尋問が始まった
あなた
え…と、
あなた
大丈夫です!
あなた
何もされてませんし!

教師陣に、無駄なところで時間を使わせる訳にはいかない
ムルムル・ツムル
嘘だよね
あなた
…()
イフリート・ジン・エイト
強がんなくていいんだよ
ムルムル・ツムル
もっと大人を頼ってよ_

この2人の言葉で、私の感情は爆発した
あなた
ッう”あぁあ”あ”あ”!!!
あなた
怖かったぁあ”あ”!!

初めて「怖さ」という感情が芽生えた気がする

嫌悪感や不快感はあっても、あの、一生背後に付き纏うような、

「怖さ」は感じた事なかったから


2人は黙って、私に寄り添ってくれていた
ムルムル・ツムル
…あれ
あなた
な”ん”ですかッ…?
ムルムル・ツムル
首筋…

ツムル先生の綺麗な指が、

男に噛まれた所をなぞった
あなた
痛ッ…

微に痛みが走る
ムルムル・ツムル
ごめんっ
あなた
あ、いえいえ
イフリート・ジン・エイト
これ…
イフリート・ジン・エイト
キスマじゃん…()
ムルムル・ツムル
ほんとだ…()
あなた
んわぁ…()

とりあえず、絆創膏でも貼ってやり過ごす事になった()
イフリート・ジン・エイト
あ、親御さんに連絡…
あなた
大丈夫です!

ドキッとした

家に電話されては困る

まずい

どうしようどうしようどうしよう
ムルムル・ツムル
いや、けどした方がいいよ

ツムル先生が眉を寄せた
あなた
あッ、
イフリート・ジン・エイト
ーー、ーー

私が止めようとした時にはもう遅かった

イフリート先生が、家に電話をしていた
イフリート・ジン・エイト
、え、どういう事ですか?

受話器越しから微に聞こえた、この言葉__
《だ〜か〜ら〜!うちにそんな子はいません!》
ムルムル・ツムル
!?
あなた
あ〜あ…

頭の片隅に、まだ捨てきれない希望があった

けど、もう…ダメだったんだ


私は、気づいたら走っていた
短めすみません🙏

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