主です
すみません、渋谷事変まで飛ばします
理由としては渋谷事変まであなたの下の名前ちゃんの出番がないからです
誠に申し訳ございません
あなたの下の名前side
10月31日渋谷
そう言って辺りを見回す
見えるのは渋谷を覆う真っ黒な帳だけ
そんな事を思い、帳をすり抜ける
………惨い
一番初めに思ったのはそれだった
辺りを埋め尽くす程の改造人間
襲われる一般人
咄嗟の判断だった
さっきまで立っていた高層ビルから飛び降り地面をすり抜ける
地下、強い呪力を感じる
私は実体化し、そちらの方へと足を進める
立ち止まる、肌が引きちぎれそうになるほどの呪力量
おそらく実体化していない状態、生身の亡霊だったら私は塵となり霧散していただろう
痛む肌を抑えながら、足を進める
進む度、呪力は私の肉体を蝕む
ホームに着いた
固まった人々、床の白かったタイルに広がってゆく赤
その先に見える、見慣れた人影
五条悟が振り向く
その青い瞳は私を捉えていた
そして、
言葉が漏れる
目を擦り、何度も瞬きする
そりゃそうだ
死んだはずの人間がそこに立っているのだから
普通、人は呪力に当てられずに死んだらそのまま成仏するか、呪霊となる
それ以外のモノになった事例など今までなかった
そして私、伏黒あなたの下の名前は
呪力に当てられずに死んだ
そして、今五条悟の脳内で考えられている可能性は
①私が呪霊である可能性
②私がそもそも死んでいなかった可能性
③私が呪霊または、呪詛師の術式による幻影である可能性
④私が呪霊ではない別のモノである可能性
まさか、此奴遂に
おそらくこの質問は私が本物が確かめる為にしたんだと思う
だが、一つ言わせていただこう
その瞬間、五条悟の身体を獄門疆が拘束する
そして、五条悟の背後から
過去、まだ私が生きていた頃一度だけ聞いた声が聞こえる












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。