普通に産まれたかったな。
そう思う日なんて無かった。
神と呼ばれるものもここまで来ると
異常か。まあ、そりゃそうだな。
仲間外れにもするわな。
そうこう考えていたら私の意識は遠のいていた。
kn「あなた、ご飯やで」
『う〜ん』
kn「何してん?」
と、コネシマさんが勝手に扉を開ける。
kn「なッ!!」
kn なんちゅう格好で寝とるねん…。
タンクトップにパンツ姿。
それで布団を被っていたらまだ
見えてなかったのに。
布団を抱いて寝るなんてもろ丸見えやんけ。
kn「おい、起きろよ」
取り敢えず、誤解を招きたくないが
揺すって起こしてみる。
『チッ』
kn え?なんで俺舌打ちされたん??
kn「あの、そろそろご飯なんで」
『…要らん』
kn「食わんくてもいいから顔合わせしんとあかんねん」
kn やないと俺が怒られる!!
取り敢えず遅刻せん為に
服着せて 担いで (食堂)行くしかない!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!