第18話

継ぐと決めた理由
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2024/08/19 17:08 更新
ジェル
ジェル
そろそろだと思ってましたよ
ななもり
ななもり
誰?このひとー
ジェル
ジェル
お客さん
ジェル
ジェル
剣道してたんだよ。
ジェル
ジェル
イオリにいちゃんの後輩やで
ななもり
ななもり
え!そーなんですか!
まふまふ
まふまふ
はじめまして。
まふまふ
まふまふ
大会で試合を拝見させてもらったよ
まふまふ
まふまふ
良い試合だった
ななもり
ななもり
…でもあの試合は負けました。
まふまふ
まふまふ
勝ち負けだけをみるならそうだね。
まふまふ
まふまふ
でも、君の試合は良い試合だった。
まふまふ
まふまふ
今まで積み重ねてきたものが見ればわかるものだった。
ななもり
ななもり
…ありがとうございますッ!
まふまふ
まふまふ
これからも、頑張ってね
ジェル
ジェル
ほら、裏にいっときーや
ななもり
ななもり
はぁーい






ジェル
ジェル
気持ちはすっきりして…そうやな
まふまふ
まふまふ
はい、
ジェル
ジェル
何があったんかは分からんけど、よかったわ
ジェル
ジェル
青がイメージカラーやったよな?
ジェル
ジェル
あれからずっと、色々考えてたんよ
ジェル
ジェル
こーいうのはどう?





青は青でも深さの違う青がバランスよく束ねられている




まふまふ
まふまふ
はい、これで。
ジェル
ジェル
いいの?
まふまふ
まふまふ
はい、ジェルさんが選んでくれたので。
ジェル
ジェル
うん、ありがとう。
まふまふ
まふまふ
…いってきます。
ジェル
ジェル
はい、いってらっしゃい。
ジェル
ジェル
またのご来店をお待ちしております






なぁ、そらる。







よかったな、この子は前を向けてるよ













そらる
そらる
へいへーい!
ジェル
ジェル
騒がしいなぁ
そらる
そらる
部活いこーぜ!
そらる
そらる
そのあとはコンビニでアイスと唐揚げ棒な!
ジェル
ジェル
毎日やとさすがに金欠やわ! w
そらる
そらる
おう!がんばれ!


賑やかで楽しい奴だった。





高校からの付き合いだったけど、


それなりに時間的な積み重ねはあるつもりだ。





朝早くの朝練から、

放課後も部活の後はコンビニにいってだべって。




ずっと、ずっと一緒にいた。

そらる
そらる
それでなぁ、その子供が可愛いんよ
そらる
そらる
人に懐かない感じかなって思ったけど、あれは関わりたがってる
そらる
そらる
心優しい子で、ほんとに良い子だ。
ジェル
ジェル
そんな出会いもあるんやな
ジェル
ジェル
大切にしーよ?
そらる
そらる
当たり前じゃん
そらる
そらる
今度さ、ジェルも会ってくれね?
そらる
そらる
ほんとに良い子なんだ
ジェル
ジェル
うん、楽しみにしてるわ














ジェル
ジェル
…




嘘だろう?





今度会わせてくれるって言ってくれたやんか



なんで、橋渡ってんねん



おかしいやろ!?



ジェル
ジェル
なんでや…なんでこんなことに、、




まふまふ
まふまふ
、、、、。



白髪に中学生、赤い瞳。





そうか、この子がまふくん、か。







まふまふ
まふまふ
…ポロッ




ジェル
ジェル
…ッ‼︎





そらる
そらる
なんか無表情でさぁ
そらる
そらる
全然笑ったり泣いたりしてくれねーの





敵わないな、そらるには。





そんな子を泣かせるぐらい大切な人になれたんだな。

















でもさ、早すぎるよ






死ぬのが早いんだよッ







お前、まだ成人にすらなってないんだぜ?








人生100年時代って言われてるんだぜ??





おかしいやろ??




ジェル
ジェル
はよ帰ってこいや、アホ…グズッ










親友の体温は失われ、



焼かれて骨だけとなり、



墓に埋められた。









泣きながら花を添える人や

線香を立てる人、果物を持ってくる奴もいた。






だけど、俺の目には「あの子」しかみえなかった。





ジェル
ジェル
あいつが…あいつのせいでッ




気持ちの整理と収集が間に合わなくて、俺の思考は最悪の方向に向かってたんやと思う。





まふまふ
まふまふ
…
ジェル
ジェル
ぁ、、、





葬式で一滴しか涙を流してなかった少年が、そらるの墓に花を添えていた。




他の人たちだって添えているのに、なぜか目を引かれた










もう泣けない、泣くわけにはいかない。





そんな顔をした彼の代わりに花がそっと優しく泣いているようにみえた。
















それが決定的だったと思う。





俺は実家の花屋さんを継ぐことを決めた。










まぁ、その花屋に、まふくんが来るとは思わんかったんやけどな。



不思議な縁があるもんやな。






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