第42話

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2019/02/01 15:59
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末吉秀太said




あなたと仕事終わりに でーと に行った

あなたが海が好きそうだから

海に連れていった

そしたら、あなたは本当に海が好きらしく

とても喜んでくれた

それは俺も嬉しかった

だけど。


あなたにとって 海 は

元彼との思い出の場所らしい

あなたはそれを思い出して俺の前で泣いた

それだけその元彼のことが大好きだったんだと

あなたの雰囲気から感じた


悔しい


今のあなたの彼氏は

俺なのに。

俺だけなのに。

なんで俺の前で。

俺があなたの事を想って連れてきた

でーと の場所で。

元彼を思い出して泣くんだよ


むかつく

悔しい


俺はあなたの前でいい子ぶって

「 そういう時もあるよ 」

とか言って。

だっさ。


一気に不安になったんだ。

まだ元彼の分まであなたの心は

俺で埋め尽くされきれてないってこと。

俺といてもたまに思い出すのかなとか

あなたの中で俺と元彼を比べてんじゃないかとか

意味がわからんことばっかり考えて

あなたをどんどん信じきれなくなりそうで

怖かった


だから


秀 「 ぎゅーして 」


あなたと1年と少し付き合ってて

初めて自分からこういうことを言った


そりゃああなたも驚いてて、

でも俺を優しく包んでくれた

あの小さな体で。


『 どうしたの? 』


って俺を抱きしめたまま聞いてくる

もちろん俺は 不安だから なんて

そんなださいこと言えなくて


秀 「 お前が足りなくなっただけ 」


そう言ってあなたを抱き締め返して

誤魔化した

でもあなたにはやっぱり誤魔化せなくて


『 嘘つき 』

秀 「 、、は? 」

『 暗い顔してる 』

『 なんかあった? 』

秀 「 、、、別に。 」

秀 「 お前のせいだし、 」 (( ぼそっ

『 へ、っ? 』

『 私のせい? 』

秀 「 いや、なんもない 」

『 教えて 』


つい声に出てしまった。

もう言うべきかな


秀 「 、、不安になったから 」 (( ぼそっ

『 不安、? 』

『 なんで急に、 』

秀 「 今の彼氏は俺だろ?俺だけだろ? 」

『 うん、もちろんそうだよ 』

秀 「 じゃあなんで俺の前で 」

秀 「 折角俺があなたを想って連れていった場所で 」

秀 「 元彼思い出して泣くんだよ 」

秀 「 むかつく、っ、、 」 (( 涙目

『 へ、秀太、? 』

『 ごめん、本当にごめんなさい 』

秀 「 あの時はかっこつけてただけだよ 」

秀 「 お前に嫌われないように。 」

秀 「 だけどやっぱ無理 」

秀 「 あなたにとって大切な人なのはわかる 」

秀 「 そいつのおかげで今のあなたがあることも 」

秀 「 だけど、っ 」

秀 「 俺は多分あなた以上に でーと 楽しみにしてて 」

秀 「 あなた喜ぶ顔が見たくて、っ 」


秀 「 俺の気持ちも少しくらいわかれよ、、っ 」 (( 泣

『 っ、、、 』



俺は泣きながら自分の部屋へ入った。


言っちゃった

一度言葉にして発すると

言いたいことが溢れ出して止まらなくて

結局気づいた時には、もう。

涙すらも止まらない。

こんなこと初めてだ、


あなたを困らせて

またあの小さい身体で悩みを沢山抱えるんだろう

俺には頼らないでなんでも一人でするから


少しくらい頼れよ

俺の前で元彼とか思い出すな。

もっと俺の事好きになれよ。







ごめんな、あなた



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