第41話

41
1,221
2019/01/31 16:26
.







やったあ!!!!

お仕事終わり!!!


にっしーとだっちゃんがあれから反省したのか

仕事に積極的に前に出て

早く終わらせてくれました


『 しゅーた!! 』

秀 「 はいはい、ちょっと待ってね 」


はやく でーと 行きたいな


実 「 楽しんでおいで〜 」

『 うん!ありがとう!! 』

秀 「 じゃあ、行ってきます 」

真 「 いってら〜 」

光,隆 「 行ってらっしゃいませ!!! 」

『 ふへへ 』

直 「 いい日にするんだよ〜 」

秀 「 おーう 」



車に乗り込み


『 でーとっ でーとっ ♪ 』

秀 「 今日なんか、情緒不安定やな 」

『 だってだって 』

秀 「 わかったから落ち着け 」

『 はあい 』

秀 「 ほんと可愛い 」 (( なでなで

『 んな、 』(( 耳真っ赤

秀 「 やっと静かになったな 」

『 もー! 』


久々の秀太との でーと は

もう既に楽しくて。



秀 「 着いたよ 」


そう言って来たところは海。


『 わぁ、、綺麗、 』

秀 「 だな 」


夕方とか日が暮れる頃の海も綺麗だけど

昼間のお日様が海の真上に照って

海が明るく輝いてる、私の大好きな海


二人で浜辺に座って海を眺める



『 私が昼の海好きなの知ってたの? 』

秀 「 さー?どーかな 」

『 絶対知ってたでしょ 』

秀 「 まあね 」

『 私言ったことあったっけ? 』

秀 「 デビューする前に知った 」

『 え、なんでなんで 』

秀 「 携帯の待ち受けが海の写真だったから 」

『 、、、あ〜 』

『 あの海、 』

秀 「 思い出の海? 」

『 うん、、沢山の思い出が詰まった海。 』

秀 「 そっか。」 (( なでなで

『 うん。』(( 涙

秀 「 、、、 」 (( よしよし


携帯の待ち受けにしてた海。

私が中学三年の頃に付き合ってた元彼との

沢山の思い出が詰まった場所。

その元彼とは中学一年から3年間付き合ってた

中学生にしては長いでしょ?


そんな元彼に告白された場所で

初めて はぐ した場所

初めての きす をした場所

そして。

私が元彼を振った場所。

大好きだったのに私は耐えられなくて振った

二人で泣きながら

「 ごめんね 」

って沢山言い合って

最後は笑顔で

「 ばいばい 」

って別れた場所。

今では連絡なんて取ってないけど

忘れられない 甘くて苦い 思い出。


秀太は何も言わず

泣いている私の背中を黙ってさすってくれた


その秀太の優しさが凄く心地よくて

改めて 海っていいな と思った。



秀 「 落ち着いた? 」

『 うん。ごめんね 』

秀 「 大丈夫 」

秀 「 誰にだってそういう時はあるんだから 」

『 そうだね 』


いつの間にか午後4時

冬の今は日の入りが早くて

今が一番夕焼けが綺麗

そんな夕焼けを眺めながら

私たちは 二人の家 に帰りました



秀 「 あなた 」

『 ん? 』

秀 「 ぎゅーして 」

『 急にどうしたの 』

秀 「 お願い 」

『 こっちきて? 』


急にこんなお願いをしてくる秀太

いつもより少し表情が暗い気がする。


秀太は黙って私のところまで来ると


秀 「 ん、 」


と言って私の前に立つ

私はソファに座ってたから

ソファから立ち上がって

秀太をそっと抱きしめた





プリ小説オーディオドラマ