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やったあ!!!!
お仕事終わり!!!
にっしーとだっちゃんがあれから反省したのか
仕事に積極的に前に出て
早く終わらせてくれました
『 しゅーた!! 』
秀 「 はいはい、ちょっと待ってね 」
はやく でーと 行きたいな
実 「 楽しんでおいで〜 」
『 うん!ありがとう!! 』
秀 「 じゃあ、行ってきます 」
真 「 いってら〜 」
光,隆 「 行ってらっしゃいませ!!! 」
『 ふへへ 』
直 「 いい日にするんだよ〜 」
秀 「 おーう 」
車に乗り込み
『 でーとっ でーとっ ♪ 』
秀 「 今日なんか、情緒不安定やな 」
『 だってだって 』
秀 「 わかったから落ち着け 」
『 はあい 』
秀 「 ほんと可愛い 」 (( なでなで
『 んな、 』(( 耳真っ赤
秀 「 やっと静かになったな 」
『 もー! 』
久々の秀太との でーと は
もう既に楽しくて。
秀 「 着いたよ 」
そう言って来たところは海。
『 わぁ、、綺麗、 』
秀 「 だな 」
夕方とか日が暮れる頃の海も綺麗だけど
昼間のお日様が海の真上に照って
海が明るく輝いてる、私の大好きな海
二人で浜辺に座って海を眺める
『 私が昼の海好きなの知ってたの? 』
秀 「 さー?どーかな 」
『 絶対知ってたでしょ 』
秀 「 まあね 」
『 私言ったことあったっけ? 』
秀 「 デビューする前に知った 」
『 え、なんでなんで 』
秀 「 携帯の待ち受けが海の写真だったから 」
『 、、、あ〜 』
『 あの海、 』
秀 「 思い出の海? 」
『 うん、、沢山の思い出が詰まった海。 』
秀 「 そっか。」 (( なでなで
『 うん。』(( 涙
秀 「 、、、 」 (( よしよし
携帯の待ち受けにしてた海。
私が中学三年の頃に付き合ってた元彼との
沢山の思い出が詰まった場所。
その元彼とは中学一年から3年間付き合ってた
中学生にしては長いでしょ?
そんな元彼に告白された場所で
初めて はぐ した場所
初めての きす をした場所
そして。
私が元彼を振った場所。
大好きだったのに私は耐えられなくて振った
二人で泣きながら
「 ごめんね 」
って沢山言い合って
最後は笑顔で
「 ばいばい 」
って別れた場所。
今では連絡なんて取ってないけど
忘れられない 甘くて苦い 思い出。
秀太は何も言わず
泣いている私の背中を黙ってさすってくれた
その秀太の優しさが凄く心地よくて
改めて 海っていいな と思った。
秀 「 落ち着いた? 」
『 うん。ごめんね 』
秀 「 大丈夫 」
秀 「 誰にだってそういう時はあるんだから 」
『 そうだね 』
いつの間にか午後4時
冬の今は日の入りが早くて
今が一番夕焼けが綺麗
そんな夕焼けを眺めながら
私たちは 二人の家 に帰りました
秀 「 あなた 」
『 ん? 』
秀 「 ぎゅーして 」
『 急にどうしたの 』
秀 「 お願い 」
『 こっちきて? 』
急にこんなお願いをしてくる秀太
いつもより少し表情が暗い気がする。
秀太は黙って私のところまで来ると
秀 「 ん、 」
と言って私の前に立つ
私はソファに座ってたから
ソファから立ち上がって
秀太をそっと抱きしめた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。