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第1話

NAOTOside
ライブの打ち合わせのときだった


みんな仕事が立て込んでいてピリピリしていて


メンバーとのぶつかり合いがよくあった


俺は本当だったらみんなをまとめなきゃいけないのに


直己とケンカして


そんなときにみんなを説得してくれたのが臣だったんだ


みんなが衝突するたびに解決してくてれた


あの日だって


NA「この曲はアップテンポだけど、イントロ
はバラードに近いから登場するときは、1
人ずつ出てきた方が良くない?」


直「俺は初めからステージに立ってて、イン
トロに合わせてライトつけて登場した方
がいいと思うんだけどなぁ」


剛「僕はNAOTOさんの案がいいと思います
よ」


隆「ボーカル的に言ったら直己さん派かな」


健「ボーカル的ってなんやねん。パフォーマ
ー的に言うたら、NAOTOさんが言うたよ
うに1人ずつ出てきた方がええやろ」


E「僕は直己さん派ですけどね。ファンの方
にも楽しんでもらえる登場した方がよく
ないすか?」


みんなイライラしながら、嫌味ったらしい言い方で話していて


会議室のムードは最悪だった


いつも周りのスタッフさんはつまらなさそうに爪をいじっていて、全部臣が仲裁しては、まとめて、という感じだった


俺はリーダーに向いてないのかな


ほら、今だってみんなを止めようと臣が立った


俺は何も出来てない、もう会議にも参加していない


ただ、このときを眺めているだけ


臣が間に割って入ったとき メンバーの誰かが言ったんだ


「ウザ」


臣『え?』


隆「ウザいんだよ。臣のそーゆートコ、イラ
イラする」


直「隆二落ち着けよ」


隆「臣は気をつかうよな。でもさ、ケンカ仲
裁すんじゃなくて、自分の意見持てよ。
ヒーロー気取りすんな。気持ち悪。」


きっと本心ではないだろう


こうやってメンバーからキツめの言葉を言われてたことも何度かあった


今日も臣がまとめてくれるだろう


そう思ってた でも今日は違った


突然 臣が折れるように倒れた