影山「あなたさん!準備体操終わりました?」
『一応…』
日向「影山ー!!!!お前何練習してんだ!!トス俺にあげろ!!」
影山「やだ!俺は今からあなたさんにあげる」
日向「えっ!あなたさん飛ぶんっすか!?ぜひ見たいっス!!」
『え〜、、、そんな大層なものじゃないよ?』
日向「いや!研磨がすごいって言ってたんで!!」
『…研磨め』
『じゃあ、やろっか…』
影山「はい!!」
影山「初めちょっと飛んでもらってもいいっスか?」
『ん、』
助走距離を確保して、、、、、、、飛ぶ!!
ドンッ
影山「✨✨」
日向「✨✨」
日向「スッゲー!!!!」
影山「日向よりうめぇ、、」
日向「何だとー!?!?」
鉄朗「流石ですね?お嬢さん?」
『鉄朗!見てたの?』
鉄朗「皆んな見てたぞ?」
『えっ、ガチ?最悪』
鉄朗「大丈夫か?」
『…うん。大丈夫だよ?笑』
鉄朗「なら、良かったです?笑」
日向「何かあの2人距離すごい近いよな!付き合ってんのかな?」
影山「幼馴染なんだろ?」
日向「そっか!」
影山「あなたさん!」
『あ〜!ごめん!やろっか!!』
影山「お願いします」
さっきと同じように助走距離を確保し、、、、、、、飛ぶ!
あれ?ちょっと高くない????
初めてやるから、合わないのかな?
まぁ、届かない距離ではないし…打てるかな
バンッッ!!
鉄朗「ヒューッ!ナイスキー!」
『どうも〜』
影山「…✨」
『影山くん?何かちょっと高くなかった?』
影山「はいッ、、ちょっと高めにトス出しました!」
『えっ!なんでよ!』
影山「いや、さっきの飛んでた時もうちょい飛べそうだなーと思って」
ちょいちょい!!これ打てなかったらどうしてたんだよ!!!
打てたからね?良かったけどね???
日向「何でそんなに飛べるんッスカ!?」
『うーん、、、床を蹴るんだよ』
日向「スイマセンッッ!何て言ったんッスカ!?」
『、、、そのうち分かるよ!』
日向「、、、教えて欲しい!!です!!」
『君たちがもっと上手になった時教えるね』
日向「、、はいッ!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。