病院の前で立ち止まる。
窓の向こうにいる
ジョングクの姿を想像すると、
胸がぎゅっと締めつけられる。
目の前にいるのは、
かつての僕が見た
自分の姿そのものだった。
ホスト時代の僕もそうだった。
愛されることに慣れていなかった僕は、
誰かを近づけすぎると壊れてしまう。
だから、一度ジョングクから離れたんだ。
自分を見つめ直す時間が必要だった。
でも今は、逆だ。
ジョングクが壊れかけている。
壊れそうな彼を見ていると、心が痛む。
僕も、彼を守りたい一方で、
どうしていいかわからない。
お互いに必要なのに、
愛することに過剰で、
健全な愛し方がわからない。
だから、こんなにも不安で、
こんなにも苦しい。
v「……ジョングク」
声に出して呼ぶと、
胸が締め付けられる。
手を伸ばしたいけれど、
今はまだ距離がある。
でも、覚悟はできている。
自分を守るために
離れた過去の僕と違って、
今の僕は、壊れかけのジョングクを、
何があっても見捨てない。
心の奥で決める。
___彼を抱きしめる。
そして、二人で少しずつでも、
壊れない愛の形を探すんだ、と。
病室のドアの向こうで、
微かに動く影。
それがジョングクだとわかるだけで、
胸が熱くなる。
苦しんでいても、愛しい。
壊れかけの彼も、僕には手放せない。
二人の愛は、まだ危うい。
でも、今なら、
少しずつ光を取り戻せる___
そんな予感が、
胸の奥に確かに芽生えていた。
생일 축하해! 나!
축 20세!🥳













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。