第59話

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2026/02/25 08:00 更新














騒がしくて食べることにしか集中しなかったBBQも終わり、合宿も終了した。





そんなある日。











白布賢二郎
…なんだこれ
あなた
え、ラブレター?!



賢二郎くんの靴箱にラブレターが入っていた。




川西太一
おー!モテるね〜笑


毎年本命チョコを複数貰っている川西くんが口を挟む。


あなた
モテるんだ、
白布賢二郎
嫉妬するなよ笑
あなた
しないし!




…ほんとはしてるけど。



白布賢二郎
告白、わざわざ聞きに行かなくてもどうせ断るしいいか


せっかくの相手の子の勇気を無下にしようとする賢二郎くんの腕を掴む。


咄嗟に掴んだから何を言うか考えてなかった。




白布賢二郎
…どうした?
あなた
…った方がいい
白布賢二郎
え?
あなた
行った方がいい
白布賢二郎
は?
あなた
せっかく告白してもらえるんだよ?
白布賢二郎
いや、そうだけど…いいの?あなたは。
あなた
断るなら、その子が気持ちに区切りつけることができるなら行ってきていいよ

強がってこんなことを口走ってしまう。


白布賢二郎
わかった。じゃあ行くわ



私の手から離れていった腕。


行き場のない手を見つめていると後ろから川西くんが顔を出した。


川西太一
ほんとは嫉妬して不安いっぱいのくせに笑
あなた
うるっさい!!


背中を叩こうとして手を止める。


はぁ、、



放課後、きて欲しくないな。







私の彼氏なのに。













その日は1日魂が抜けたかのように過ごした。


ほとんど記憶がない。







そして運命の放課後。


私は体育館で待っていることができず、つい、告白場所である中庭に来てしまった。





後輩女子「好きです!付き合ってください!」


ちょうど、好きと言われている場面。


足が竦む。



少しの間が空いて賢二郎くんは口を開いた。



白布賢二郎
ごめん。俺好きな子いるから。その子のこと大切だから、ごめん。


ドキッと心臓がはねる。



"大切だから"


思い出してもにやけてしまう。



そんなこと思ってくれてるんだ。




走って去っていった女の子をぼーっと眺めていると後ろからハグされた。


あなた
えっ、
白布賢二郎
盗み聞きするなんて悪い女
あなた
ちょっ、ちっ、ちがうから!!
白布賢二郎
こんな耳赤いくせに聞いてないわけないだろ笑
あなた
そ、れは…賢二郎くんが距離近いから、




私と接する時は意地悪なくせに、心の奥では私の事を大切にしてくれている。



それを知ることができて嬉しい。




告白してくれてありがとうと、あの後輩の女の子に心の中でお礼を言った。






こんなこと言ったら賢二郎くんに変なやつって言われそうだから口には出さないでおこう。

















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