第26話

これが恋では無いのなら
330
2024/03/25 03:00
研磨「別に、もう好きでもなんともない」

翔陽「あ___ッ」











翔陽「そ、そうだよな!」









翔陽「そう、だよな…」









やっぱり、もう研磨に恋愛感情なんて無かった





当たり前だ





自分でもそれを分かってるつもりだった






それでも聞いた






もしかしたらまだ、って思った






翔陽「ッ……」


研磨「!!翔陽待って!!!」






涙が溢れて止まらない






もう遅かった






こんな風になってから、ようやく気づく






いや、もっと前から気づいていたのかもしれない






研磨の声を聞いて胸が締め付けられるのも






黒尾さんと話してるところを見てモヤモヤするのも







もう好きじゃないと知って、涙が止まらないのも







これが恋では無いのなら、一体なんだと言うのだろう






翔陽「…苦しいよ……っ」





研磨アイツのことが気になって気になって仕方がなかったこの気持ちは






全部







全部___








____恋だった。







next.

プリ小説オーディオドラマ