研磨「別に、もう好きでもなんともない」
翔陽「あ___ッ」
翔陽「そ、そうだよな!」
翔陽「そう、だよな…」
やっぱり、もう研磨に恋愛感情なんて無かった
当たり前だ
自分でもそれを分かってるつもりだった
それでも聞いた
もしかしたらまだ、って思った
翔陽「ッ……」
研磨「!!翔陽待って!!!」
涙が溢れて止まらない
もう遅かった
こんな風になってから、ようやく気づく
いや、もっと前から気づいていたのかもしれない
研磨の声を聞いて胸が締め付けられるのも
黒尾さんと話してるところを見てモヤモヤするのも
もう好きじゃないと知って、涙が止まらないのも
これが恋では無いのなら、一体なんだと言うのだろう
翔陽「…苦しいよ……っ」
研磨のことが気になって気になって仕方がなかったこの気持ちは
全部
全部___
____恋だった。
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