第6話

友達
94
2018/03/30 10:44
記憶を失ってから1週間がたったある日、わたしは今の私が仲良くしているらしい子に会いに行った。
ピンポーン♪
結羽
はーい!
結羽
あれ?あなた。どうしたの?最近学校休んでるけどなんか、あったの?
あなた

えーっと…あなたが結羽…ちゃん…ですか?

結羽
なによ「ゆうちゃん」って〜
いつもゆうって呼び捨てじゃん〜!!
あなた

あの…ね…?
驚かないで聞いてほしいんだけど─

私の身に起こった全てのことを話した。
結羽ちゃん…

いい子みたいで良かった。
わたし、こんな可愛い子と友達だったなんて…
結羽
あなた…。
私のこと覚えてないんだね…
あなた

……ごめんなさい

結羽
なんであなたが謝るのよ!!
また一緒に遊んだり楽しいことして、いっぱい思い出作ったらいいじゃん!ね!
あなた

…うん〜!!

結羽
も〜泣かないで〜
こんなに素敵な友達がいて良かった。

記憶を失っていなかったら、わたしはどんな風に結羽と接してたのかな…

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