ギュッ
『え?』
叩かれるそう思ったのに,ハグされた。
人ってこんなに暖かったんだ。
「辛かったね。」
「リスカしたくなるくらい苦しかったんだね。」
「俺は虐められてないから北斗の気持ちは分かんないけど。」
「頑張ったね。」
「今泣いちゃうくらい我慢してたんでしょ。」
そう言われて自分の頬を触ると濡れていた。
「頑張ったよ。」
「だからたくさん泣いて良いよ。」
「今まで溜めてたもの全部吐き出しちゃいな。」
京本にそう言われて何かが吹っ切れた。
『(泣)』
『ほんと…はヒクッつら…かっ……たヒクッ』
『死にたい……ヒクッくらい…しんどヒクッかった(泣)』
「そうだね。辛かったね。」
京本が言うと安心した。
認めてくれる人がまだいたんだって。
ずっとそばにいたい。
そう思いながら泣いた。
ずっと泣いた。
ワンワン俺じゃないぐらい泣いた。
京本が頭をポンポンしてくれたのが嬉しかった。
父に前してもらったのを思い出して。
余計に泣いた。
そして,瞼が重くなり目を閉じた。
♡4更新
Next












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。