第4話

episode 3
8,631
2020/12/03 20:25





⌇翌日


「ガラッ」


発明「お!あなたおはよう!」


「お、おはよう…?」


発明「そういやさっきA組爆豪って子がこれ君に渡しておいてくれって置いていったよ!」


クシャクシャになった紙。果たし状?ならもっと綺麗にして渡しなよ


「ありがとう」


"今日の放課後ぜってェ来いやゴラァ!!"


殴り書きで言葉遣いも悪いのにそれを覆す綺麗な字。


「ふっ。なんなの笑可笑しい笑」


急に笑いだした私に驚いたのかクラスのみんなが此方へ視線を向けていた。


クラス「「(あの子笑うんだ。)」」


「ふぅ〜。しょうがない放課後話するだけ。行こう。」


.


ここでいいのかな?


ブンッ


「おわっ…!急になに!?」


背後から殴られそうになった。でも基本自分の周りは見えてる私にはそんな攻撃効かない。


爆豪「チッ避けてんじゃねェ!!」


「いや、避けるでしょ普通!!」


何言ってんの本当この人…。。


「はぁ、で本題なんだけどさ私戦うつもりで来たわけじゃないから。話をつけに来たの」


爆豪「あァ"?!」


「お前の話なんか興味無いみたいな顔しないでくれない?」


爆豪「お前と殺る為に来たんだ話なんて興味ねぇに決まってんだろ!!」


…本当に同い年?キレ症だなぁ、、


「私、ヒーローになりたいとかそーゆーの無い。というよりはヒーローに対しての期待値が低いの。ヒーロー科の人に喧嘩売ってる訳じゃないけど、闘う時間私はたくさんの人を救える機械を作りたい。あなたがどれだけあなた自身の事を期待してるのかは知らないけど、私は自分とヒーローに期待してない。だからもう話すことは無いと思って?」


じゃあ。と言ってその場を去ろうと心得る。一瞬の瞬きを終え目を開けた瞬間広がった景色は地面。


…そう地面だ。ということはだ、浮いているということ。誰かに担がれているというわけではない。


?「はぁ、間に合、、った…?」


「あなた誰?」


肩で息をする女の子。指を合わせている。あの子の個性だろうか。


?「私、麗日お茶子!爆豪くんが怖い顔で出ていったから着いてきたらあなたを殺しそうな目してたから…とっさに、、」


爆豪くんいつも誰かを殺しそうな目してると思うけど。


「そっかありがとう。じゃ私はこの辺で」


爆豪「おい待てやスロー野郎!!」


はぁ、もう話すことないんだってば、パンッ「スロー。」


自分の周りにスローモーションを掛けてその場から去った。


なんでこんなにもついてないんだろう。


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