スワロウテイル 事務所
「まどかside」
今日も事務所に大きな声が響く・・・
んん、もっと寝てたいのに・・・
おっ、健三ナイスっ
・・・最近やっぱり誠一がおかしい
やたらと外出するし、ワクワク?してる時が多い
時々ニマニマわらってるし・・・
何かあったのか?
そう言って布団に潜り込んだけど・・・
誠一のことが気になってなかなか寝付けない
僕が寝てないとわかった健三が話しかけてきた
そう咄嗟に嘘をついたけど、健三にはバレたようで
意味わかんないし、、、
否定しようとした瞬間
ぴーんぽーん
インターホンがなった
そう言って健三がドアの方へ行き、
ガチャッ
とドアを開けた
と健三の叫び声と
プシューというスプレーの音
いきなりのことに驚いて、走って玄関へ
健三の弱々しい声・・・
僕は驚きすぎて気が動転していた
だから、健三のその声が僕の耳に届くのには時間がかかった
・・・玄関にいたのは
パーカーを来ていてそのパーカーの帽子を深く被った人
口元しか見えなかったけど、多分男だろう
バタン
と隣で音がした
隣を見ると健三が倒れている・・・
呼吸はしてそうだから、眠らされているのだろう
プシュ-
男はスプレーを僕にもかけてきた
油断しなかったら・・・
僕が健三の代わりに出ていたら・・・
そんな考えばかり巡る
僕は薄れていく意識の中、そう小さな声で言った
最後に僕が見た風景は・・・
男の口元がニヤッと笑った姿だった













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。