第9話

突然の怖い訪問者
212
2026/02/12 10:16 更新
スワロウテイル 事務所
「まどかside」
踏分誠一
はよぉ起きんかーい
今日も事務所に大きな声が響く・・・

んん、もっと寝てたいのに・・・
恵美まどか
誠一・・・うるさい
踏分誠一
うるさいやないねん
今何時やと思ってるんや?!
恵美まどか
・・・夕方
踏分誠一
食って寝て食って寝ての繰り返しで・・・
たまには起きて散歩でも行かんかい
恵美まどか
だってぇ
神柴健三
誠一くん・・・
うるさいですよ、静かにすることが出来ないのですか?
おっ、健三ナイスっ
踏分誠一
健三も恵美を甘やかせすぎやっ!
こんなにもグータラグータラしとる探偵がおると思ってるんか?
恵美まどか
いるでしょぉ
ここにぃ
踏分誠一
恵美以外でやっっ!
恵美まどか
もぉ、うるさいなぁ
踏分誠一
・・・っ!(時計確認)
すまん、もう出なあかん!
またな(バタバタ
神柴健三
はぁ、なんだったのでしょうか・・・
・・・最近やっぱり誠一がおかしい
やたらと外出するし、ワクワク?してる時が多い
時々ニマニマわらってるし・・・
何かあったのか?
恵美まどか
わかんないっ
もう寝る・・・!!!
そう言って布団に潜り込んだけど・・・
誠一のことが気になってなかなか寝付けない
僕が寝てないとわかった健三が話しかけてきた
神柴健三
・・・誠一くんのことですか?
恵美まどか
っ、!
いや~違うよぉ
そう咄嗟に嘘をついたけど、健三にはバレたようで
神柴健三
・・・(  '-'   )
恵美まどか
なっ、なんだよ!
その顔は・・・
神柴健三
ふふっ、いえ
ジェラシー・・・とでも言っておきましょうかね
恵美まどか
はぁ?!
意味わかんないし、、、
恵美まどか
これはっ
否定しようとした瞬間





ぴーんぽーん






インターホンがなった
神柴健三
はい
神柴健三
全く、、、誠一くんがいないから私が出てきますね
そう言って健三がドアの方へ行き、

ガチャッ

とドアを開けた
神柴健三
うわっっ
と健三の叫び声と

プシューというスプレーの音
恵美まどか
健三?!
いきなりのことに驚いて、走って玄関へ
神柴健三
まどっかさ・・・ん、
こっちに来ちゃだめ・・・です・・・
健三の弱々しい声・・・
僕は驚きすぎて気が動転していた
だから、健三のその声が僕の耳に届くのには時間がかかった


・・・玄関にいたのは
パーカーを来ていてそのパーカーの帽子を深く被った人
口元しか見えなかったけど、多分男だろう




バタン

と隣で音がした
恵美まどか
え、?
隣を見ると健三が倒れている・・・
呼吸はしてそうだから、眠らされているのだろう
プシュ-
男はスプレーを僕にもかけてきた
恵美まどか
そ・・・んな・・・
油断しなかったら・・・
僕が健三の代わりに出ていたら・・・
そんな考えばかり巡る
恵美まどか
けん・・・ぞう
せ・・・いい・・・ち・・・
僕は薄れていく意識の中、そう小さな声で言った

最後に僕が見た風景は・・・
男の口元がニヤッと笑った姿だった

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