「なんで〇〇がここに」って
思ってるね
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鏡花「…!!」
「ほんとに、、」
「ほんとに犯人なの、、?」
「だってさっきまで探偵社にいたよね、、?」
「かぐやちゃん」
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【同時刻 探偵社】
社長「まずい…まずいな」
敦「…残るは僕たち5人」
乱歩「敦、太宰、社長、かぐや、僕だ」
かぐや「このまま、全員捕まるの…?」
太宰「…さぁ、私たちにはわからない」
敦「そうだ、!爆弾が嘘だったなら、」
「探偵社に留まる必要はない、!」
乱歩「だが犯人は、まだ恐らく社内に……」
プツッッ!!
敦「うわぁ!?」
突然、社内の明かりが消えた
夕方だが、外から見て騒ぎにならないよう、暗幕で遮光していたため、完全に真っ暗だ
太宰「見えない…… っっ!!?」
プシューーーーーー!!
社長「スプレーだ!!みな伏せろ!! くっ!」
バタッ バタッ
次々に倒れる探偵社員
さすがの乱歩さんでも、抗えない
かぐや「おっと、キミ遅かったね」
???「すいません」
かぐや「とっとと運んじゃって」
「用があるのはこいつだけ」
“とのことだから”
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【社員が収容された、ある倉庫にて】
かぐや&???「戻りました」
かぐや「待ちくたびれた」
かぐや「すいません」
かぐや「彼らが把握できてないから、」
「早くその姿、戻して」
かぐや「あっ」
スルッ
探偵社「!!」
与謝野「そういうことだったのかい…っ」
2人のかぐやのうち、
探偵社にいた1人は、部下の変装だったのだ
本物のかぐやは、初め(国木田を誘拐後)から倉庫内
鏡花「それでかぐやちゃんがここにいたんだ」
かぐや「うん」
「…乱歩さん、」
“なんで僕たちを誘拐した”
“太宰はどこだ”って
「思ってるね」
乱歩「あぁ、読心の異能か…っ」
「君が相手だったなら、僕の推理も敵わないや」
かぐや「私が用があるのは太宰だけ」
「みんなには、介入されると困るんだよね」
「…この日のために、探偵社に入った」
社長「なんだと…初めから、裏切る気で…っ、!」
かぐや「恨まれて当然だと思う」
「けど恨み晴らしは、」
「太宰がいなくなってからにしてもらうよ」
国木田「かぐや、おまえ…!!」
かぐや「時間がない、太宰が起きちゃう」
駆け出すかぐや
背後から、静かな声が呼びかける
国木田「復讐じゃないと俺に言ったのは…」
「嘘だったのか」
ポツリと漏れ出た国木田の言葉に
足を止め、俯く少女
かぐや「…嘘じゃ、ない」
「きっと」
自分に言い聞かせるように、それだけ残して、
少女はまた駆け出した…
<探偵社全滅まで 「あと1人」 >
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太宰「ん…ここは…?」
目を覚ますと、波の音がした
ヨコハマの港に、ひとりで横たわっていた
太宰「私なにをして…… いてててっ!!」
体を起こそうとしたら、手足が縛られていた
太宰「はっ…探偵社が停電して…みんなは…っ!?」
「みんなはいないよ」
太宰「か、かぐやちゃん…?」
かぐや「ここには、私とアンタだけ」
太宰「あのぉ、かぐやちゃん?」
「なんでそんなもの向けられてるんでしょう…」
かぐや「五月蝿い」
「心当たりしかないでしょ」
太宰「まぁ、まぁ…そうっすね?」
かぐや「殺す」
太宰「あ、ちょ、」
シャッ!!
ゴロンッ!
転がって間一髪さける
太宰「はぁ、はぁ、、ねぇっ」
シャッ!
太宰「ひぃっ」
スパッ
太宰「あぁもぉ、私の美しい髪がぁっ♡」
かぐや「ふざけんな」
太宰「ま、まぁまぁ、待ちたまえよ!」
かぐや「異能力 竹取物語」
太宰「あぁ〜もぉ刀の精度あがっちゃったぁ」
かぐや「父さんの仇、撃つ!!」
太宰「っ」
グサッ
太宰の片腕から、血が滲む…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。