第3話

ほんとは…
1,565
2019/07/15 08:49
数日後…

私は北人くんが出るバスケ部の試合を見に紗夏と体育館に来ていた。
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
うわっ。女子がめっちゃいるね笑笑
体育館には学年関係なく女子が殺到していた。

やっぱり北人くん、人気あるんだなぁ。
あなた
あなた
す、すごい人数だね笑笑
あなた
あなた
(北人くんどこだろう?)
女子をかき分けて中に入っていくと、バスケットボールコートの近くでウォーミングアップをしてる北人くんがいた。
あなた
あなた
(あ、いた!ユニフォーム着てると雰囲気変わってさらにかっこいい…。)
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
おーい、あなた?笑
北人くんのこと見すぎじゃない?笑笑
どんだけ好きなのー?笑笑
あなた
あなた
え?ああ?!違うよっ笑笑
そう紗夏に言われて照れながらも北人くんに視線を戻すと、北人くんと目が合った。
あなた
あなた
あっ
北人(ホクト)
北人(ホクト)
あ!あなたさん!来てくれたんだ!
北人くんがこっちに歩いてきた。
北人(ホクト)
北人(ホクト)
ほんとに来てくれたんすね!あなたさん!応援してくださいね!がんばれるんで!
あなた
あなた
うん!がんばってね!!
そして、試合が始まった。

北人くんは先輩に負けない勢いで点を入れていった。
あなた
あなた
(すごいなぁ…。先輩よりも上手いよね。)
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
ねえ、あなた!北人くんすごいね!
そりゃあなたも好きになるか〜笑笑
あなた
あなた
!!だから違うって〜笑笑//
試合は後半に入った。

同点だったが、北人がスリーポイントシュートを決めて北人のチームは勝った。
北人(ホクト)
北人(ホクト)
よっしゃーーー!!
あなた
あなた
よかったねー!紗夏!北人くん勝ったよ!
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
そうだね!あなたが応援したからとか〜?笑笑
ほら、北人くんにおめでとうって言ってきたら?
あなた
あなた
そんなことないって笑笑
うん!行ってくるね
そのとき、私の視界はぐらりと揺れた。

そして私はそのまま床に倒れ込んでしまった。
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
あなた?!
薄れる意識のなかで紗夏が駆け寄ってくるのが見えた。

そこで私は意識を失った。
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
どうしよう、北人くん!!
あなたが倒れちゃって、、!
北人(ホクト)
北人(ホクト)
あなたさん!!あなたさん!!
(なんで他の奴はみんな見てるだけなんだよっ)
女子生徒A
わっ、私、先生に言ってきます!
北人(ホクト)
北人(ホクト)
俺が保健室まで連れていきます!!
北人はあなたをお姫様抱っこして保健室まで走った。
────────
数時間後…
あなた
あなた
あれ…。ここどこ?私さっきまで体育館に…。
北人(ホクト)
北人(ホクト)
あ!あなたさん!大丈夫ですか?!
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
あなた!!大丈夫なの?!グスッ
あなた
あなた
私どうしたの…?
北人(ホクト)
北人(ホクト)
俺の試合見に来て終わった時に急に倒れちゃったから、俺が保健室まで運びました。
大丈夫なんですか??
あなた
あなた
あ、ありがとう。ごめんね、心配かけちゃって。
紗夏(サナ)
紗夏(サナ)
あ、それとさ…
あなたのポケットから薬でてきたんだけど…これなんの薬なの…?
あなた
あなた
あっ、ううん。なんでもないよ〜笑
んー、私よく貧血になるからその薬だよ
私は――――嘘をついた。

実は私は…

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To be continued🥀

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