第8話

暗く暗く、何処までも
42
2023/02/17 09:23 更新
寒い
秋の風は体に染み入る様に吹きつく

宇宙そらには、一体いくつあるのか分からないほどの星が浮かんでいる
手を伸ばせば、掴めそうな程近くにある様でいて、それは果てしなく遠いところにある

中学生の頃、授業で習った
僕たちが今いる太陽系、がある銀河系

通称天の川銀河は、直径約10万光年もあるそうだ
一光年が光が一年かけて進む距離

そして光の速さは秒速30万km

つまり30万を60倍して、さらに60倍して24倍して、それを365倍したのち、10万倍…



……途方もない距離だ

そんなことを考えていると、なんだか全てがどうでも良いと思えてきてしまう











………まぁ、僕はその「どうでもいいこと」に、巻き込まれているのだが…











夜になり固く閉ざされ、夜の冷たさで冷やされた金属製の校門をよじ登り、学校へ侵入する






















これがいつまで続くのだろう








……いや、そんなことを考えてもしょうがないか

















もう、いいんだ








どうでも、いいのだ———

















プリ小説オーディオドラマ