食堂から戻り、自分たちが
暮らしている部屋に戻ってきた。
途中、任務に行っていたメンバーの1人
”夜奈”と合流し、部屋は、
また一段と明るい雰囲気になっていた。
いつもなら、
毎日同じ時間にスマホのメールに
最高責任者から依頼のメールが届く手筈となっているが、
今日はそうとはいってないらしい。
翠が、自分のスマホを持って
立ち上がる。
ーピンポーン
部屋に揃っているメンバー全員が
玄関の方へ振り向く。
今、依頼を遂行しに
任務へ出ている仲間が帰って来たのだろうか?
ーピンポーン
続けて、2回目のコールだ。
千奈は、手入れをしていた武器を置き、
そのまま玄関へ向かった。
玄関は、今メンバーが集まっている
部屋からは、壁の仕切りがあって見えない。
ガチャリと、玄関の扉を開ける音がした。
数分経った現在
未だに玄関で”その人物”に絡まれている。
流石に違和感を覚えた。
続けて2人も
部屋を飛び出した。
玄関に様子を見に行った
よぉめいの悲鳴が聞こえて来た。
悲鳴を聞きつけて、
次々に玄関へ駆け出していった。
玄関では、千奈と、
由衣とよぉめいが”誰か”と話していた
?「 あ、w みんな来たw 」
その人物は、
後ろから来た時雨たちを見回し、
手を振った。
魔物撲滅組織、最高責任者であり、
今、依頼メールを届けていない張本人が
目の前に立っていた。
どうやら、時間がかかったのは
雑談が花を咲かせ過ぎてしまったかららしい
頼りない挨拶が、廊下に響いた。
ガチャ
? 「 ただいま〜 」
? 「 あ〜疲れたぁ 」
? 「 …あれ、靴一個多くない? 」
next

































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!