包み隠さず全て話した。
大量の美女を見たこと、イケメン缶が落ちていたこと、興味本位でそれを持ち帰ったこと。
もちろん私には本当の彼氏の玲王がいることも。
そう言う面倒臭いところも玲王にそっくり。
凄いなイケメン缶。
いや問題あるでしょ。
自分で勝手に言っといてなんだけどツッコんでくれよ。
そんなことを話していると、私はあることに気がついた。
寝室には、本物の玲王と一緒に寝ていたキングサイズのベッドが一つだけ。
あと他に眠れるところといえばソファーとかかな。
とにかく我が家に眠れるところは数少ない。
ソファーに寝っ転がろうとする私を引き戻す玲王。
1人の玲王に後ろからガッチリとホールドされる。
身長まで完璧に再現されているようで、いつもの安心感がある。
そんなこと言われたって他にどこで寝ろと言うんだ。
そこで私は思い出す。
私は物置部屋から布団を引っ張り出す。
布団はそこまで大きいわけではないが、落ち着いて寝れる程度には柔らかく、広さもある。
まぁ1人用ですね。
猛バッシング。
じゃあどうしろと言うんだよ私だって頑張っているんだよ。
私がそう言うと、1人の玲王が考える素振りを見せたあとこう言った。
一瞬にして目のハイライトが消える玲王。
本物のそっくりすぎて、もうこれが本物なんじゃないかとまで思えてしまう。
うわ、玲王すぎる。
こうなったらもう玲王の言うことを聞かないかぎり解決しないということはもう分かりきっている。
私は玲王の目を見つめて頷いた。
一気に明るい表情になる玲王。
が、周りの4人からは大ブーイング。
逆ハーレムも辛いな。はっはっは
なんかよく分かんなかったけど決まってしまったようなので私は玲王×2と一緒に寝ることになった。
20XX.7.1











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。