あれから
ジョングクはまた私を抱いた
「好きだ」
「愛してる」を口にしてくれた
何度も、何度も、、、
私が言う前に降ってくるジョングクの「好き」
こんなに惜しげも無く言われた事はない
ただ温かい気持ちで
身体中の力を抜いて
全てをジョングクに預けていた
なんて優しい
なんて言う瞳で私を見つめるのだろうか、、、
願っていた以上の出来事だった
やっと2人がひとつになれたんだと思った
私が寝るまで寝ない!
なんて言ってたけど
今はすっかりスヤスヤと夢の中に入ってる
暗闇でもすっかり目が慣れた
カーテン間から僅かに入り込む街灯の光
こちら側を向いてる愛おしい顔を眺める
余りに幸せだ、、、
こんなに幸せな瞬間があるなんて
あの時散々だった私が予想出来ただろうか?
眠っている無防備なジョングクは
寝ていてもカッコいい
いつ、如何なる時もカッコいい
ご飯を食べてる時は欲張って口一杯に
食べ物を含ませもぐもぐするけどㅎ
本当ならこんな素敵な人は
私なんかに不釣り合い
そんな事分かり切っていた
ずっと、ずっと
それが引け目となっていた
起こさない程度に
その寝顔に声を発してみる
ビクともしない程に熟睡中だㅎ
まぁ、いい
起こすつもりなど無い
ありがとう
これは色々なありがとう
出会ってくれて、ありがとう
一度目あんな事にはなったけど
あの状況は未だ思い出すのもキツいけどさ、、
すれ違って別れた後も
尚、私を好きでいてくれた事
私をまた選んでくれた事に、ありがとう。
そしてジョングクなりに考えて
悩んで、もがいていた事もよく分かったし
私をこんなに好きでいてくれるって事実がある
何より、、、
私は、
私は、、
身代わりなんかじゃないんだ。
大好きな人の、大好きな人であるんだ。
鼻の奥なツンとして
涙が視界をぼやけさせる
沢山泣いたけど
こんな涙を流せるなんて、、、
ジョングクは相変わらず
スースーと規則正しい寝息を立てている
たぶんカップルなら日常の一コマだろう光景
でも、私にとって
ここまでの道はなかなか茨の道だったな
なんて、思ったりする
ジョングクのあどけない寝顔を
涙を拭いジッと見つめていた…
布団のガサっとする音と同時に
寝ているはずのジョングクから急に
片手が伸びて来て私を抱き寄せた
あまりにびっくりして
何が起きてるか分からない
待って…
聞かれていた、、、?
むにゃむにゃしてるジョングクは
目を開ける事はなく
何か言葉を発さない様子はたぶん、
ほっとひと安心して
ジョングクの胸に顔を埋めた
静かな部屋
でも暖かくて良い香り、、
何だか瞼が急に重たくなってきたや、、、
やられた。
バカ
ジョングクのスーパーバカあーーー!!!
ジョングクに馬乗りになった私は
夢中でジョングクにキスを浴びせてあげたよね、、、
まあ、あの馬鹿チカラのジョングクに
直ぐに形勢逆転された事は
説明不要と言った所でしょうか?















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。