_ 前話から数ヵ月後 _
早数ヵ月経ったある日。
彼等は我々国の国民になり、表では唯のバー、裏では何でも屋を営み始めた。
収入も悪く無いらしく、平和に暮らしている。
しかし精神的には未だに安定していないかった。
あの日から囮になってくれた三人とは連絡が着かない。
何時研究員が此処に気付くのかすらも分からない。
そんな不安と常に隣り合わせの生活で、気を立て直す方が難しいのだ。
すると玄関からガチャ、と云う音がした。
今はバーの営業時間では無いから、依頼を終わらせて帰って来た誰かだろう。
… 最早新婚だが、気にしないでおこう。
後ろから足音がして、振り替えると黄色が居た。
後二時間程でバーが開店する。
思ったよりも繁盛し 売れ行きも好調。
何でも屋と相まって、金銭面に関しては何不自由無く暮らしている様だ。
あなたの下の名前(半角カタカナ)達は今の生活に其れ也に満足していた。
…幸せと不幸せは表裏一体と云う事をさっぱり忘れて。
約数十分経った時、あなたの下の名前(半角カタカナ)は疑問を頭に浮かべていた。
と。
そんな広く大層なバーでは無い、其れに加え二人で掃除をしている。
だから数十分も掛からないのだ。
掛かったとしても精々30分とかだろう。
少し嫌な考えが脳裏を横切ったが彼等は強い。
ちょっとやそっとの事では そうそう負けない、そう信じていた。
暫くして外から大きな物音がした。
何人かの人が走る音。
誰かが叫ぶ音も聞こえる。
誰が叫んでいるのか、遠く離れている此処からでは特定出来ない。
背中に嫌な汗が伝い、手は小刻みに震えている。
誰だと決まった訳では無いのに凄く嫌な予感がして、気付いたら外へ飛び出していた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。