大吾side
(恭平)
疲れた、、
(大吾)
あの事件の資料、少ない割に細かすぎる
僕らは今、秋達が関わった事件について現場班と捜査班に分かれて調べている
(駿佑)
ほんとにそう!でもたまに破れてる所があるから困る
(大吾)
えっ?破れてる所?
(駿佑)
うん、なんか何ページかに渡って破れてるの、大兄の方は破れてないの?
(大吾)
ないけど、、ちょっと見せて
駿佑の調べてた資料を見てみると、
幼少期の秋と謙杜がらしき二人が公園で遊んでいる写真が貼ってあった
(駿佑)
これさ秋ちゃん達、だよね
(大吾)
でも、なんで写真だけ?
(駿佑)
二人はこっちに気付いてないみたい、、
(恭平)
隠し撮られた
(駿佑)
この当時まだ僕らスマホ持ってないよ?
(恭平)
ありえる、これ見て
恭平が見せてくれた資料には
「桜の木を撮ろう週間」
という文字が大きく新聞の記事が載っていた
(恭平)
この記事、ちょうど10年前の春にこの地域で行われた習慣で、その当時は二人が写ってる公園は地域の中で1番綺麗とされてる所
(駿佑)
恭平、大兄、どういうこと?
(大吾)
もしその当時、俺らがスマホを持ってなくても大人が持ってれば撮れる
(恭平)
スマホがなくても、他のカメラを使えば桜の木を撮るフリをして2人を撮ればバレずに写真に収められる
(駿佑)
なるほど、、この週間はもうないの?
(恭平)
この事件以来無くなったって書いてある
(駿佑)
なんかこの写真、光反射してて見にくいね
(大吾)
確かに、、
(駿佑)
2人楽しそうに遊んでるね
(恭平)
、、、
(大吾)
恭平、どうした?
(恭平)
いや、なんでもない、、
俺もう少しこの週間について調べてみる
(大吾)
分かった、駿佑はこの資料の気になった所をこの紙に書いて
(駿佑)
うん、大兄はどうするの?
(大吾)
俺は、資料破れてる所を探しながらもう一回資料見直して見落としがないか確かめる
俺らはもう一度資料と向き合った
丈一郎side
ポンポン
(丈一郎)
秋ちゃん、ええ子
頭を撫でるとニコッと笑ってくれた
(秋)
藤原さん、頭撫でるの好きなんですか?
(丈一郎)
うん、好きかも
(秋)
私も撫でて良いですか?
(丈一郎)
ええけど、、
(秋)
じゃあ、失礼しますぺこり
サラッ
(秋)
わぁ、髪の毛サラサラ
(丈一郎)
そう?あんまりサラサラやないと思うんやけど、、
(秋)
私より髪の毛サラサラですよ
サラッ
(丈一郎)
そんなことないで?俺よりサラサラで羨ましい
サラッ
(秋)
私よりサラサラな人、高校にいっぱいいますよ?
(丈一郎)
そうなん?俺、秋ちゃん以外に興味ないから別に見んでもええな
(秋)
へっ//////
(丈一郎)
なにその間抜けな声笑
(秋)
わ、私以外に興味がないって言ってたのでびっくりして//////
顔を赤くしながらこちらを見てきた
(丈一郎)
うん、興味ない
(秋)
藤原さん、そういうのは好きな人に言わな、
(丈一郎)
目の前にいる好きな人に言ってる、、
秋ちゃん、好き。
俺はもう好きという想いを隠さないことにした
♡、読んでくださった方、ありがとうございます🙇♀️












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。