第9話

サラ
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2026/02/13 09:19 更新
小柄な身体にふさわしい童顔。透き通るように白い肌。腰まである艶々した薄い桃色の髪。髪によく映える人ならざる金色の瞳。
少し尖った耳にはノアの杖の先と同じ赤い菊のイヤリングをしている。
(かわいい)

「そうじゃ、わらわは可愛かろう?」

見るからに可憐な少女は鈴を転がすようにそう言った。
でも、今ノアは喋ってない。

「わらわはお前の憑き聖霊じゃ、お前の考えてることくらいわかる。」

小さな女の子は自慢するように言った。

「えぇ...」

正直困る。ノアだって年頃だ。
こんなかわいい女の子を前にして、パンツ見えそうとか思ってしまうのに。いや、それは短いスカートを履いている方が悪い。
ずいっと女の子が顔を近づけてくる。

「わらわのパンツ、見るか?」

「ひっ」

「わらわはパンツなど履いていないが」

「え?」

女の子でパンツを履いてないとかあるのか?
男のロマンが消えてしまう。
そもそもこの子名前なんなんだろう。
ノアの考えていることに気づいたのか、女の子がノアを見た。

「名前は..ないから、好きな名で呼ぶといい」

「....サラ」

丸い金色の目が驚いたように見開かれた。

「..どうして?」

「なんとなく、サラっぽかったから?」

そう言ってノアははにかんだ。
ノアの姿がサラの記憶の中の少年に重なる。
『これ、あげるよ。餞別。』
そう言って、彼は笑ったっけ。

「ふふっいいぞ、お前の杖になってやろう」

「..え」

「わらわを杖にするために喚んだんじゃないのか?」

シルラの方をみると首がちぎれんばかりに頷いている。

「たぶん、そうです」

何かを懐かしむようにノアをみて、次の瞬間サラは杖に戻ってノアの手の上にいた。



















謎回ですね
サラちゃんさんだけ事前にキャラデザを決めていました
人形焼美味しいです
やっとキャッチコピー回収ですね 嬉
腹筋に破壊殺滅式なやつ書いてみたいです
こしあんの素晴らしさに気づいてしまいました。
もう年明けです
時の流れは早いです(これ書いてるの12月29日)

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