「杖も召喚出来たことだし、憑き聖霊ともそれなりに親睦を深められたようだから、早速魔法の練習を...といきたいところだが、もう夕方だから、明日にするか」
徐々に暗くなりゆく空を見ながらシルラが言って
晩ごはん、作ってやると言いながら家に入っていった。
夕飯を食べたあと、シルラがおもむろに言った。
「お前、どんなメイジになりたいか、決まっているのか?」
「......」
「目標を決めることは、結構大事だぞ。モチベーションにもなる。」
そう言ってシルラはノアの頭をポンと叩いた。
久しぶりで、妙に懐かしい感触だった。
シルラが2階に部屋を用意したからそこを使えと言った。狭くてすまない、と言われたが、ノアには十分すぎる広さだった。
ベッドの傍に杖を置いてベッドに横になる。
(サラちゃんさん来ないかなぁ)
「わらわを呼んだか?」
いつのまにかベッドの横にサラがいた。
出てきてくれたのは嬉しいけれど耳元で囁くのはやめてほしい。心臓に悪い。って、そうじゃなくて。
天井をぼんやり見ながらノアが言った。
「僕は、まだ色々実感がないんだ。
母さんが死んだことも、父さんが死んだことも、シーナが死んだことも。夢なんじゃないかって、何度も何度も思った。」
ノアの声が涙に掠れる。
「サラが居たから僕は死ななかった。でも、僕は、偶然通りかかった優しい女の人の家に住まわせてもらってる僕は、あの時死ねばよかったんじゃないかって、
今生きてていいのかなって」
ノアの目からとめどなく涙が溢れる。
拭っても拭っても零れ落ちる。
サラが数秒迷ってから口を開く。
「このわらわが護ってやったのに貴様、死ねばよかったなどふざけるな。」
静かで、冷たい怒りが滲んだ声だった。
「...へ?」
「ぴーぴー泣いていないで今お前に出来ることをすればよかろう。お前は何がしたい?お前はこれからどうしたい?」
「僕は...」
おまけ的な何か
「てゆうかお前、サラちゃんさんってなんじゃ?
普通どっちかじゃろう?」
「んー、ちゃんの部分は君のかわいいところ、さんは
ほぼ初対面だから...?」
「.......」
「やっぱサラでいいかな?」
「好きなように呼べ」
スランプです。あけおめです(これ書いてるの1月2日です)
かぐや様劇場版おめでとうございます
ダグリタが尊すぎてやばいです
罫線なるものを使ってみました
まじで駄文です
こんなものを10話も読んでくださってありがとうございますということで次回番外編です
あけおめ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。