優雅な昼下がり、なんとなく『魔法入門』とやらを
読んでいたノアは思った。
(一昨日といい、この本といい、魔力ってなんだ?)
魔力とは。
今のノアの最大の謎である。
ノアは思った、わからないことを聞く為に師匠はいるのではないかと。
「シルラさん、魔力ってなんですか?」
ほつれたボタンをすごく頑張って縫おうとしているシルラは手を止めて少し考える仕草をした。
「お前、水蒸気を集めると水になる事は知ってるか?」
「えぇ、まぁ」
「魔力は水蒸気、魔法は水だ。
魔力を集めて集めると魔法になる。」
意外に説明が上手いな、と失礼ながらノアは思った。
「それで、魔力ってなんですか?」
肝心な事に答えてくれていない。
「魔力は...魔力だろう?」
当然、という風に言う。
「えぇ...」
(だから、魔力とは?!)
「んー、なんかぽわーんとしたやつ...?」
難しい顔で口をしょぼしょぼさせながら答えた。
自分にとって生活にあって当然なものを人に説明するのは難しい。それはわかる。ノアだって急に時間という概念を論理的に説明せよ、とか言われたら困る。
ぽわーんとしたものといえば、シルラのハーフアップのところにもぽわーんとしたものがある。
これが魔力と言うならば、この世は魔力に満ち満ちている。
シルラは頑張っても糸の入らない針を針山に刺して
なんかいいのないかなぁとぶつぶつ呟きながら棚を漁る。やけにリアルな蝶の模型を出して机に置いた。
本を持っているノアの手を握った。
...いい匂いがする。
「なんかぽわーんとしたものをぎゅーっと集めてあの蝶を殺したい、殺したい、死ね、と念じろ。イメージしろ、あれが死ぬところを。」
蝶が死ぬところ。翅が砕け散って。胴と分かれて。
これを殺したい。殺したい。...........死ね。
そう強く、強く念じた時、インゼクティード、とノアの口を衝いて出た。
魔法陣が蝶の模型のそばに現れて魔法陣の真ん中からゆっくり白い光が打ち出された。蝶にまっすぐ向かって行って、蝶の前で弾けた。
蝶は壊れない。
それでも初めての事に成功した達成感がノアの中にはあった。
「ふぅん、初めてにしてはなかなか」
シルラがまだぴんぴんしている蝶の模型を見て言った。
「でも、これで魔法の使い方はわかっただろう?」
「...たぶん」
とりあえずわかった気がする。
「あとはどれくらい魔法に魔力を込められるか、だ」
頑張れよ、そう言ってシルラがノアの頭を撫でた。
いやっっっっっっっっは
はっはっは
ちゅうにびょうかんましましのすけ
ツイステやりたいです
なとりさんのセレナーデよくないですか?
ところで私最近我に返ってシルラさんって誰やねんと思い始めました
打ち切りですかね
はっはっは
作者の時空は1月下旬です
はははははははははははははは
ぐうたらなう
気が向いたのできゅーあんどえーやろうと思います(?)












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。