はぁ〜…今回は一体しか出なくて良かった~。

まぁ、理解するかしないかは貴方達次第よ。別に私は理解されなくても大丈夫。

良いよ、伊作君。
鬼殺隊は人によっては理解出来なかったり、酷いときは大切な人が助からなくて『お前がもっと早く駆け付けてくれば良かったのに！お前なんか、死んでしまえ!!!』なんて言われた事もあった。
鬼殺隊は、そういう組織なのよ。

……そうですね、それについては場所を変えてお話しましょう。

…伊作君と仙蔵君は知っているけれど、私も大切な両親を鬼によって奪われたんです。

私は、当時の炎柱『煉獄杏寿郎』という人に助けられました。その人は、心を病んだ私に対して『心配するな！失った物はもう戻らないが、また新しく大切な物を作れば良い！そして、その大切な物を失わないように強くなれ！』と、励ましてくれました。それから私は、その言葉を心の支えにして鬼殺隊の花柱にまで上り詰めたんです。

そうね…辛いといえば辛いわ。
でもね？私と同じ様な目に合う人ができるだけ減る様になるのなら、そんな事どぅってことないわ！

ん〜？どうしたの？

そんな事か〜。
全然気にしてないよ〜！

それにしても、偉いね〜。
怒られるかも知れないのに、怖がらないで謝れて偉いね〜。ナデナデ←文治郎と留三郎の頭を撫でる。

え〜？ナデナデ嫌いなの？

そっかぁ〜、じゃあ良いわ。

あらあら〜、良いよ〜呼び捨てでも。小平太君だっけ？こっちへおいで？

小平太君って、犬みたいね？

良いじゃない！可愛くて！

アハハ！
(なんだ、この子達は普通にいい子じゃない。)