~いふside~
ないこがらんらんを呼びに行ってから割と時間が経っている感じがする。
ここから屋上まで少しは時間が掛かると思うけど呼びに行って帰ってくるだけだからこんなに時間は掛からないはずなんやけどな。
屋上に居なかったとか誰かに会って話してるとか....。
俺も探しに行くか。そう思い立ち上がり扉の方に歩いていった。
その時、扉が「ガラガラ」と開いた音がした。
開けた人は、______
_____らんらんだった。
そう言い中に入っていった。
でも、らんらん1人だけでないこは居なかった。
もしかしたら、ないことらんらんはすれ違ってしまっているのかも知れないと思いらんらんに尋ねた。
思っていたのとは違う答えがらんらんの口から出てきた。
会ったのならなぜないこは居ないのだろうか。
考えているのに気づいたのか、或いは思い出したのか、らんらんはこう言った。
屋上はベンチと花壇があるだけでそれ以外はただ風通しがいい場所。
特に人気があるわけでもないから何時でも行けるだろうに...。
それか先生や俺らと同じで先に来ている生徒に出くわしたのだろうか。
あなたが屋上に居たのか...
でも、どうしてだろう。あなたは特別用事はないと思うのにこんな時間に来ているのか...。
確かにな。ないこはちゃんとあなたが何故いるのか聞いているのだろう。
だから、ないこはらんらんを先に行かせて話し合っているから遅くなっているんだなと実感する。
ないこはまだ帰ってきていないがもうすぐで多くの生徒が来るだろうから終わらせれるところは終わらせたいなと思った。
らんらんはよっぽど勉強が嫌なのか不満の声が聞こえてくる。
教えて欲しいと頼んだのはらんらんなのにな...、(笑
と応援しながら勉強会を再開させて、英語を教えていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。