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第23話

慎くんの家
もう、終電もない。
ホーム通っちゃったし…
ベンチに座っていたら
長谷川慎
あなたさんっ!!
あなた

え?

振り向くと慎くんが改札の前で手を振っている。
気づけば走ってて、改札の前でお互い立つ。
長谷川慎
なんで泣いてるの…?
あなた

…嫌われちゃった

長谷川慎
え?
あなた

壱馬、他の女の人といたの。

長谷川慎
壱馬さんっ…
慎くんに言われるまま、改札を通る。
通った瞬間、慎くんの胸の中にいて
あなた

慎くん?

長谷川慎
僕、好きな子が悲しんだらすっげぇムカつく。
あなた

長谷川慎
例え、先輩でもあなたさんを
泣かせたりする人、許せない。
慎くんの優しい声。


暖かい体温をすぐ側で感じてる。
優しくしないでよ。
あなた

慎くん、優しくしないで?

長谷川慎
なんで?
あなた

余計に辛くなっちゃう。

急に黙りだした。


けど、抱き締める力は強まる一方。
あなた

慎…くん…?

長谷川慎
喋らないんで行動で支えてます。
一生懸命背の高い腰を曲げてくれている。


優しい。
慎くんはゆっくりと離れていく。


それが嫌で、私はぎゅっと返した。
長谷川慎
えっ
あなた

まだ…

わぁ…私何してんだろ、


めちゃくちゃ恥ずかしい…/////
長谷川慎
はいっ…
また、慎くんの力が強まって私を包んでくれる。
もう、迷惑かけらんないね。
あなた

ありがとう、慎くん。

離れると、顔を真っ赤にして頷く。


可愛いって…
長谷川慎
あなたさん家どこ?
あなた

ここからもう一つ駅の向こう。

長谷川慎
今日どうするの?
あなた

…ホテル空いてるかな。

長谷川慎
お金大丈夫?
あなた

あ…多b…

長谷川慎
ないっすね、笑
あなた

ない…

馬鹿だぁ。
長谷川慎
なら、僕の家来ます?
あなた

…へ?

慎くんの…家?
あなた

え、え、そ、それは迷惑じゃん!

長谷川慎
僕は全然。
あなた

だ、だって、私、着替えないし…

長谷川慎
僕の貸しますよ?
平然な顔で応える。


慎くんって男だよね?


可愛い顔してまさか、女!?
あなた

…なら…お願いします。

長谷川慎
はい!
慎くんの歩く後ろを歩く。


ここで週刊誌に撮られちゃ慎くん、いや、全体に悪影響。
長谷川慎
あなたさん、もっと前来てくださいよ。
あなた

ダメ、今はダメ。

長谷川慎
あ、はい…
ちゃんと察してくれたかな…


嫌で言ってるわけじゃないよ。
慎くんの足が止まる場所。
あなた

でっか。

長谷川慎
こっちです。
高層マンションの21階だって。
そーっと、着いてく。
顔で認識されるシステムのマンション。


芸能人にはぴったりなセキュリティ一。
静かに開くエレベーターのドア。
二人ではいるともちろん二人っきり。
心臓がバクバクして破裂しそう…
長谷川慎
あなたさん、大丈夫?
あなた

え?

長谷川慎
なんか不安な顔してるから
あなた

ま、まあ…不安っちゃ不安。

長谷川慎
ですよね ~ 。
あなた

慎くんは?不安じゃないの?

長谷川慎
え?僕?
あなた

うん…?

長谷川慎
あ ~ 、あなたさんの不安そうな顔が不安です。
あなた

だって…

長谷川慎
壱馬さん許せないっすね。本気で。
あなた

え?

長谷川慎
え?
あなた

そ、そっち!?

長谷川慎
どっち!?
ああ、慎くんそっちを考えてたのね。笑


私、てっきり泊まることについてだと思ってた…


恥ずかしい…
慎くんの部屋の前に着いた。


さっきよりも心臓の速さを増す。


どうぞ、と入った玄関。
あなた

お邪魔します…

わぁ、広い。
長谷川慎
あんま見ないでくださいよ?
あなた

なんで?

長谷川慎
恥ずかしいですよ。
恥ずかしがって手を鼻に持っていくところ好き。
あなた

慎くん靴は?

長谷川慎
あ、右のドアの向こうです。
覗いてやろう!とドアを開けたら
あなた

なんじゃこりゃ。

ずらぁぁぁぁぁっと、並んだ沢山の靴。
さすが、お洒落さん。
長谷川慎
あ、いた、何してるんですか?
ひょいと覗いた慎くん。


可愛いなぁ、ほんと。


母性本能くすぐる。
あなた

靴見てた!お店みたい…

長谷川慎
趣味ですよ。
リビングに案内される。
やっぱ芸能人の住む家は違うなあ、
遠くの東京都内を見渡せるまでの景色を前に
あなた

壱馬、何してるだろ…

壱馬のことを真っ先に考えてしまうのは重症か。

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お れ お
お れ お
おれお、頑張ってきます。
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