第12話

ep.11  🐻
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2023/12/29 12:57 更新


テヒョンside


みんな就活の時期、ここの会社の面接に来た人は何人もいる。


そのうちの一人が彼女、イム・あなただった。



その日はたまたま僕が面接に立ち寄った日で、なんとなくの直感で彼女を秘書に選んだ。


普段俺は秘書は雇わない主義。

まぁ、正確に言えば雇っても意味がない。
なんなら逆効果。

以前に俺の秘書になった女は顔しか見てないようで、手を動かさず俺を見て、話しかければ声を高くして話を長引かせて。

話しかけて来たと思えば誰でも分かるような所で。


次は男を雇えば、裏で女にお願いされたり性欲に負けたりしたらしく…連絡先を聞いてきたり、休日に会えないかと言われたり……



だからもう、秘書は雇わなかった。

今回も今までと同じような奴だったら秘書を雇うのは止めようと思う。


そしていよいよはじめてのイムとの仕事。


俺がコーヒーを飲めないと知った時には大人っぽく、少し可愛らしい顔で笑った。


ん…?可愛らしかった??
なぜ急にそんなことを思ったのかは分からない。
分かりたいとも思わない。
なんなら、知るのが少し怖い。



とにかく、下品な笑いかたではなく、大声でもなかった。




たった1日過ごしただけだけど、悪くはなかった。
今までの秘書はずっとニコニコしていたけど、彼女は気持ちの悪い笑いはない。


かと言って睨むような目はしなかった。

次の仕事の日には、会議が多く入っていた。


時間の10分前に呼びに来て、それより前に来たり、少し遅れたりはしない。


スムーズに動いて、言わなくてもメモを取る。



お昼の時間、普段は適当に済ませていたため昼食は特に答えなかった。



が、昼休みが終わる15分前に来て、なにかと思ったら下のコンビニで買ってきたおにぎり等をくれた。



変にくっついてこないし、ベタベタしてこない。


細かい事にも気を使って、適度な距離感を保つ、そんな秘書、女は初めて出会った。


まだ一緒に仕事した回数は少ないけれど、この態度なのであれば彼女と仕事を続けていけたらいいなと思う。

テヒョンsideでした!

次からはまたあなたちゃんsideに戻ります!

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