切り替えをして、仕事モードに入る。
二人とも、人が変わったかのようになる。
「情報整理 タイプA」
琴音達は、仕事をするにあたって決まった行動パターンをアルファベットで表している。
A---ファイルに必要な方法まで整理
そしてできたファイルはこうだ。
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依頼23
種類 人探し
タイプ A
手紙内容からわかること
事実
・依頼主の昔恋した人を見つける
・写真からは7年経っている
・わがままを言っての受験
推測
・家族との関係は良好
・相手は依頼主のことを忘れているかも知れない
必要となる手法
・依頼主との会話又は意思疎通が取れる他の方法
その為に必要な技術 変装 演技
・尾行
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奏也の解説
はじめは琴音が書こうとしたのだが...そうすると、手紙の所で私念が溢れ始めたので、強制終了となった。本人曰く、
「(危ない危ない)すみませんね、少々切り替えが不安定で...奏也、ね?」
だそうだ。絶対かっこが本音だと僕は思う...
危なかったぁ...私念が...
ダメだよね、切り替えないと仕事に私情は持ち込まないっ
よしっと、これを見る限りやっぱり会って話すのが一番かな
「私は合って話せたら良いと思うのだけど、奏也はどう思うかな?」
「うん、それが一番良いと思うよ。電話や手紙は不安のタネが増えるし、僕達の変装能力はそこそこあるからね...」
そして油断はできないけどね、とたしてクスッと笑う
こういう所がちょっと小悪魔っぽいと私は思う。
「それじゃあ依頼者を探さないとね、」
「うーん、骨が折れるよ」
「嘘はいけませんね、あなたなら朝飯前でしょう?」
「それはどうかな?でもその評価は嬉しいよ」
そう言って奏也は探しに行った。こういったこっ付き合いがなんだか楽しくて、空気を和ませてくれる。
いつか恋が出来たらそんな幸せで一杯の日々があるものだろうか...?そんな考えを押し込みつつ、琴音は恋への憧れを抱いていた。
次の日の体育の時、持久走だった。この学園は、少々生徒が少ない。故に、今日は一年と二年の合同授業だった。
ペア作りをしていると、琴音の元へ、ある女の子が来た。
「先輩っペア組んでくれませんか?」
後輩から話しかけてくるなんて珍しいなと私は思う。だがもちろん「いいよ」と言う。
だってその子は依頼者の有力候補だったから












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!