第4話

2話 友①
49
2020/10/19 13:52 更新
切り替えをして、仕事モードに入る。
二人とも、人が変わったかのようになる。


「情報整理 タイプA」


琴音達は、仕事をするにあたって決まった行動パターンをアルファベットで表している。

A---ファイルに必要な方法まで整理

そしてできたファイルはこうだ。


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依頼23
種類 人探し
タイプ A

手紙内容からわかること

事実
・依頼主の昔恋した人を見つける
・写真からは7年経っている
・わがままを言っての受験
推測
・家族との関係は良好
・相手は依頼主のことを忘れているかも知れない

必要となる手法
・依頼主との会話又は意思疎通が取れる他の方法

その為に必要な技術 変装 演技

・尾行

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奏也の解説

はじめは琴音が書こうとしたのだが...そうすると、手紙の所で私念が溢れ始めたので、強制終了となった。本人曰く、


「(危ない危ない)すみませんね、少々切り替えが不安定で...奏也、ね?」


だそうだ。絶対かっこが本音だと僕は思う...






危なかったぁ...私念が...
ダメだよね、切り替えないと仕事に私情は持ち込まないっ
よしっと、これを見る限りやっぱり会って話すのが一番かな


「私は合って話せたら良いと思うのだけど、奏也はどう思うかな?」


「うん、それが一番良いと思うよ。電話や手紙は不安のタネが増えるし、僕達の変装能力はそこそこあるからね...」

そして油断はできないけどね、とたしてクスッと笑う
こういう所がちょっと小悪魔っぽいと私は思う。


「それじゃあ依頼者を探さないとね、」


「うーん、骨が折れるよ」


「嘘はいけませんね、あなたなら朝飯前でしょう?」


「それはどうかな?でもその評価は嬉しいよ」


そう言って奏也は探しに行った。こういったこっ付き合いがなんだか楽しくて、空気を和ませてくれる。
いつか恋が出来たらそんな幸せで一杯の日々があるものだろうか...?そんな考えを押し込みつつ、琴音は恋への憧れを抱いていた。



次の日の体育の時、持久走だった。この学園は、少々生徒が少ない。故に、今日は一年と二年の合同授業だった。
ペア作りをしていると、琴音の元へ、ある女の子が来た。


「先輩っペア組んでくれませんか?」

後輩から話しかけてくるなんて珍しいなと私は思う。だがもちろん「いいよ」と言う。







だってその子は依頼者の有力候補だったから








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