kzh「ファミレス行こ!」
lin「お弁当がいいです!」
fw「コンビニでなんか買おうぜ」
sng「まじなんでもいい…」
knmc「なんでそこで争うんですか…?」
あなた『えぇ…』
どうしてこうなった。
事の発端は、私が
『決めることってお昼ご飯の場所くらいですか?』
って言ったから。
そしたら、ファミレス派閥とお弁当派閥とコンビニで良くね派閥で争いが始まってしまったのだ。
え、てかなんでお弁当派閥とコンビニ派閥は共存してないんだ?
食べる場所一緒だよね…
sng「こっちで先に提出の書類書いちゃおっか」
knmc「ですね」
緑先輩と剣持先輩?(さっき名前を聞いた)が作業し始めたので、それに続く。
あなた『あれ、でも書類って集合と解散と、お昼の時間書くんじゃ…』
少しの沈黙。気まずかった。
sng「うわぁー…」
knmc「…先に大学について調べとく?てか僕達、キャンパス見学のコースであってるよね?」
あなた『合ってます、先調べちゃいましょ』
sng「あ、生徒会室からとってきたパソコン」
knmc「ナイスです」
…それ"取ってきた"だよね?
"盗ってきた"とかじゃなよね…?
…気にしたら負けな気がしました。
sng「えーっと、大学名が…」
あなた『えーっと、じゃくほく大学?みたいな…』
sng「漢字どれだっけ」
knmc「多分、雀に北だったと」
緑先輩が私立雀北大学、と書かれたホームページをクリックする。
そうやって出てきたのは、かなり綺麗な大学の画像である。
あなた『あ、これ異能力者とかその辺に力入れてる学校なんですね』
knmc「え、知らないで選んだの?」
あなた『正直どれでもよくて…』
sng「僕も去年分かんなくて適当に入れたなー」
異能力者の研究を主に行ってる大学っぽい。
元々新しいけど生徒数の少なかった建物を再利用し、4年前にできたから、設備が超新しい。
sng「てか、西高の人って大体ここ行くイメージ」
knmc「うん、異能力に関する最先端の高校と大学って感じだから、結構行く人多いよ」
あなた『へー、先輩の先輩も居たりするんですか?』
knmc「うん、行ったら会えるかも」
そんな他愛ない会話をしつつ、大学について調べた。
ていうか、剣持先輩って絶対どこかで見たことあるんだよなー…。
校内で見た、とかそんなレベルじゃない。
knmc「…さん、御影さん?」
あなた『え、あっ』
sng「ぼーっとしてたけど大丈夫?お昼ご飯論争行ってくる?」
あなた『絶対行きません』
ふと、その瞬間、剣持先輩と目が合う。
その黄緑色の目が私を捉えて…。
風を斬る音が、した。
思わず目を瞑り、後ろに仰け反る。
しかし、目を空けても何もない。
…フラッシュバック?
少し前に見た、悪夢を思い出す。
私は能力を使って、後ろに回って、そのまま
"紫髪の人を斬って"
あなた『…ッ!? ハァ、ハァ、』
knmc「…大丈夫?保健室行く?」
あなた『大丈夫です…』
sng「信用できないんだけど…、いいや、僕が連れて行くわ」
knmc「ありがとうごさいます。僕はそろそろあっちの争いを何とかしてきますね…」
知ってる言葉のはずなのに意味が入ってこないまま、私は保健室に半強制的に連行された。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。