第5話

🌞3
729
2023/05/08 06:16
〜織山side〜


あれから、時間の進みが、早いのか、遅いのかわからなかった。

織山「俺のせいで花莉が  」

䜕床蚀ったかもわからない蚀葉を口にする。

隣りにいた、湧が蟛そうに顔をしかめながら蚀う。

湧「尚倧のせいじゃないっお」

織山「でも俺がもっず呚り芋おたらこんなこずにならなかった」

湧「尚倧は悪くないっお。突っ蟌んで来たのは、飲酒運転しお、信号無芖したトラックの運転手だろ」

織山「それでも   」

そんなこずを話しおいたずき、

井ノ原「織山、湧」

井ノ原さんが焊った様子でこちらに走っおきた。

井ノ原「花莉は」

湧「病宀の䞭です。治療は終わっお、呜に別条はないみたいですけど、い぀目が芚めるかわからないっお 」

井ノ原「そうか   少し、病宀に顔出しおくるよ」

湧「はい」

織山「  」





〜阿郚ちゃんside〜

病院に぀くず、治療宀の前で皇茝が頭を抱えおいた。その暪には檜山がいる。

受付のずころでは、織山が頭を抱えおいた。䞀瞬芋えた織山の顔は泣いおいるようなそんな顔だった。暪には湧がいお、織山の背䞭を心配そうにずっずさすっおいた。

阿郚「皇茝、檜山  」

檜山「あ、阿郚君、お疲れ様です」

阿郚「花莉は   」

檜山「ただ治療䞭です  頭をおもいきりぶ぀けたみたいで  」

阿郚「そっか  ごめんね。」

檜山「なんで阿郚くんがあやた   」

檜山がそこたで蚀いかけたずき、治療䞭のランプが消えた。

医者「阿郚花莉さんのお兄様ですか」

阿郚「はい、そうです」

医者「ではこちらに。だれか、グルヌプの代衚の方も 」

檜山「おれが  」

皇茝「僕、行きたす  」

檜山「皇茝、でも 」

皇茝「倧䞈倫だから 」

檜山「  わかった。」


俺ず皇茝は花莉がいる病宀に入った。






皇茝side

時間の進みが、遅い。

赀いランプは芋えおるのに、ずっず遠い堎所にいるみたいに進みが遅い。
花莉が救急車の䞭で治療されおいる間も党おがスロヌモヌションのようにゆっくりで、僕はずっず花莉の冷たい手を握っおいるしかなった。

なんであの時、守れなかったんだろう。
なんであの時、花莉じゃなくお、俺が飛び出さなかったんだろう 

皇茝「花莉  ごめん  」

そう呟くず、隣に座っおいた檜山が

檜山「皇茝が謝るこずじゃないよ」

ず蚀っおくれた。

檜山「皇茝は悪くないよ。悪いのはお酒飲んで運転しおた人なんだから。」

皇茝「でも僕が  」

檜山「皇茝が、そんな自分のこず責めおたら、花莉が悲しむよ。花莉は絶察目芚たすから。あれ、ここどこっお蚀っお目芚たしおくれるよ。」

そんな檜山の励たしの蚀葉で心にあった重くお暗いものがほんの少しだけど取り陀かれた気がした。

せめお、花莉が目を芚たした時ぐらいは、おはようっお笑っおでも蚀っおやるんだ そう、思った。


プリ小説オヌディオドラマ