壱馬「最近元気なくない?なんかあった?」
あなた「いや…なにもないわけじゃないけど…」
からの吉野とうまくいってないからのどうすればいいからのおれかの告白
汚いやり方だなってわかってる
あなたが悩んでる時に告白すんなんて
なんて卑怯な男だ…って自分でもつくづく思う
あなた「なんか、、」
壱馬「うん」
あなた「最近北人がなに考えてんのかわかんない…私嫌われたかな…?」
壱馬「そーなんだ…聞いてみたら?本人に」
あなた「けど…怖いよ…」
壱馬「なんだよそれ」
あなた「えっ?」
壱馬「俺ならあなたを悩ませたりしない」
あなた「えっ……?」
壱馬「こんな時に卑怯だってわかってる。
けど…あなたのこと諦められない。」
あなた「えっでも私は…」
壱馬「返事、今じゃなくていい。けど…俺もあなたのこと大事に思ってるってこと、忘れないで欲しい」
あなた「…」
壱馬「困らせてごめん。もう行くね」
吉野は実ったと思った恋がうまくいかなくてなんか悩んでて
あなたもまた吉野との関係について悩んでるのに他の男にも告白されて
俺はあなたを困らせたくないのに自分の気持ちにもう嘘はつけなくて告白しちゃって
誰かが恋すると誰かが幸せになるけどそれと同時に誰かが不幸になる
恋する意味ってなんだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!