暗い中、私は道を歩いている。
すると、目の前に巨大な扉が現れた。
そう思い、少しだけ開けると鬼の手が手招きをしている。
そう思い、中に入ると鬼が私を睨み付ける。
鬼が歩き出し、それをついていく。
着いたのは閻魔大王が亡者の裁きをしてる。
鬼の言われた通りに列に並んだ。
暫くして私の裁きの時間がやってきた。
閻魔帳を開き、私の名前を確認してる。
後ろからざわめきがある。
しかし、一番驚いているのは私だ。
私は閻魔の横に座らされ、他の亡者の裁きが終わるのを待ってた。
亡者は色んな地獄に堕とされていく。
そして、休憩になったところで私は閻魔大王にこう聞かれた。
迷わず私はこう言う。
それからDEATH GAMEのことを話す。
閻魔大王が立ち上がる。
予想以上でかなり大きな人?だった。
連れていかれたのは階段。上に続いてる。
礼をして私は階段を上り始める。
とてつもなく長く、本当に天国に辿り着けるか心配になったくらい長い。
そこは持っている体力で勝負。
駆け上がること2時間、光が見えた。
辿り着くと、そこは雲の床が広がり、青空が見えている。
まさに天国そのものだった。
すると…
前を見ると、いたのは…
苦笑い混じりに返事をすると、
紗奈は少しだけ笑った。
紗奈に連れられ歩く。
暫くすると、奥の方で遊んでいる多数の男女が見えた。
気付いて手を振ってくれる中、一人の女子がこっちに向かって走ってきて私に抱き着く。
涙で顔がぐちゃぐちゃになった雪奈。
久しぶりにこの声を聞いた。
紗奈と雪奈と一緒に奥の方へ。
そこには懐かしい昔の皆がいた。
雪奈が手を引っ張って行く。
そこにいたのは兄さんと蒼香…そして……
この声だ…
私のお母さんの優しい声、聞き続けた声…
蒼香が安心したように微笑んでいる。
すると、後ろからわっと皆が集まってくる。
私は本当に幸せだね。
地獄に行った人まで私を救ってくれた。
20年楽しかった。
そして、今からも楽しいと思う。
身体は無くなって死んだけど私は…
…心の中の天国で生き続ける。
人それぞれの天国の形がある。
今、私がいるところは実在した天国かもしれないし、全てを知っている弥生ちゃんの心の中の天国かもしれない。
そんなことは私には分からない。
だって、死んでいるから。
私の願いはもう全て叶っているから。
みんな、私とDEATH GAMEの恐怖を
忘れないで。
例え、終わったとしてもDEATH GAMEの
被害者はいるんだから。
私は両目から涙を流していた。
そして、全てを込める気持ちでこう言った。
ってね…












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。