私の誕生日が近くなったある日
謙杜が寝坊して恭平と2人で学校まで行ってたら
よく私たち3人で出かけることはあったけど2人で出かけるのは案外はじめてかも
一緒にいて3年経つのに
楽しみにしてた誕生日がやっときた
久しぶりの遊園地にテンションが上がってる私
電車で1時間くらいで着く有名な遊園地
小さいこらから大好きだった
待ち合わせ場所には意外にも恭平が先に着いていた
私の計画では早くについておいてそこで何か飲み物でも買って待っておこうと思ってたのに
そう言って電車に乗ってたら前日楽しみであまり寝れなかった私は一瞬ウトウトしてしまった
そしたら優しく肩を貸してくれた
そのままいい匂いのする彼にもたれながら眠りについた
大きな交差点に老人の乗る車が突っ込んだ
周りの人が急いで救急車を呼んだがその時点で意識はない
救急の人の声が聞こえる
意識が戻る確率は50%
私は泣いていたそして必死に手を握って何度も声をかけていた
ねぇ駿くん、ねぇってば
寝言を発した後おきた。
そして現実と向き合う
今日は楽しみにしてた恭平とのお出かけであり私の誕生日である
でもそんなことよりも助けなくちゃいけない命がある
まだ遊園地に向かっている途中の駅だったが恭平を説得する必要がある
涙目でいうあなた
でも恭平はまだ夢のことを信じられないみたい
確かにその気持ちはわかる
私だってもし友達にそんな話されたらそんなこと本当にある?って疑ってしまう気がする
恭平の手を握って話すと
そう言って恭平も次の駅で降りてしまった
そして私は恭平のことも追いかけたかったけどとりあえず方向転換してタクシーに乗り込んだ
交差点まで少なくとも後15分くらいかかる
あの事故はいつ起きるのだろうか、
とりあえず電話をかけるも繋がらない
なんで、、、
しかもよりによって車が渋滞していていつもより時間がかかりそうだ
結局私は途中で降りてその後は全力で走った
必死になりすぎてとにかく無我夢中で走った
私の中では今までで1番はやく走れた
交差点の近くにいくと駿くんが見えた
少し距離があるから声が聞こえないみたいだ
もう少しで着くとき私の横を走る車が夢ででてきた車と同じだった
やばい、もう突っ込んでくる
最後の力をしぼり走って青になって信号を渡ろうとした駿くんを後ろから抱きしめる形で引き留めた
状況を理解できない彼は驚いた顔で私の方を振り返った
その時近くのポールにあの車がぶつかった
ポールのそばにいた彼は声をあげた
そしてあせだくの私を見て驚いている
安心からか私は大粒の涙を流してしまった
とりあえずふたりで近くの公園にむかった
そういえば今日の行き道から恭平は片手に何やら袋みたいなのを持っていた
その後夢の話を全部話したら彼に優しく包み込まれた
彼を助けられたことは本当に心から嬉しい
それでも何かが引っ掛かるのは恭平に言われた言葉だ
そう言ってハンカチまで差し出してくれた
私はその後どれだけ泣き続けたことか














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。