第42話

31話 これからのこと
5
2024/06/13 21:04
トランプキャッスル···
ひな
ひな
···!
アリア
アリア
ひなさん、ご無事だったのですね!
ひな
ひな
アリア!
タカシ
タカシ
ひなさん、この子はいったい···?
ひな
ひな
アリアだよ。
ワンダーランドの見習いシスターさんなの。
アリア
アリア
ひなさん、こちらの方は···?
ひな
ひな
この子はタカシ君だよ。
あの時エース広場で唯一残っていた人で、今はワンダーランドを元に戻すために協力しているの。
タカシ
タカシ
ど、どうもっす···
亜夢
亜夢
それでひな、ゆうや、はるき、花奈、ゆうた。
一緒にスペードエリアに来てほしいんだ!
頼めるか?
タカシ
タカシ
え、えっと···亜夢さん、今からっすか?
亜夢
亜夢
あぁ!
そうだ。
タカシ
タカシ
···
亜夢
亜夢
ど、どうしたの?
タカシ
タカシ
俺は···今からスペードエリアに向かうのはオススメできないっす。
亜夢
亜夢
えっ?
タカシは理由を説明する。
タカシ
タカシ
エリアはまだハートエリアも残されているし、スペードエリアはハートエリアよりもはるかに強い力が集まっている。
ひな
ひな
そして何よりも、こうたろう、ゆみ、アド、メイディの行方が分かっていないわ。
特にゆみは私達と同じく守護者のトランプを持っているのよ。
アリア
アリア
確かに、ひなさんの言うとおりです。
守護者の力をたくさん合わせたほうがきっとむつみさんも救えます。
亜夢
亜夢
···
亜夢は静かに頷いた。
亜夢
亜夢
確かに、そうかもしれないね。
ゆうた
ゆうた
亜夢、今はアド達を見つけることに協力してくれないか?
亜夢
亜夢
もちろんだよ。
アド達も行方不明になっているなら見捨てるわけにはいかないからね。
ゆうた
ゆうた
ゆうた
ゆうた
ありがとう!
花奈
花奈
ところで、パコーダちゃん達はこれからどうするの?
パコーダ
パコーダ
そうですねぇ···一緒にハートエリアに向かいたいところですが、私はアリアと一緒にここに残ります。
パコーダ
パコーダ
さすがにこれ以上危険なのは···なので、
ゆうや
ゆうや
たしかに、あまり無理しては命の危険に繋がりかねないからな。
カーラ
カーラ
あたしは一緒に行くよ!
光太とメイディを助けたいし。
ゆうた
ゆうた
そっか。
なら、母さん。
マコ
マコ
どうしたの?
ゆうた
ゆうた
僕達は仲間を探すためにハートエリアに向かうよ。
母さんはここに残って2人を守ってくれないか?
マコ
マコ
確かに、子供達だけでは危ないわ。
でも、ゆうたは大丈夫?
ゆうた
ゆうた
僕はもう大丈夫だよ、母さん。
もう僕はひとりじゃないからね。
マコ
マコ
ゆうた···
マコ
マコ
分かったわ。
二人のことは私に任せて、
アリア
アリア
···!
ありがとうございます!
ひな
ひな
ねえ、亜夢。
私達今どれくらいワンダーランドにいるのかな?
ゆうや
ゆうや
そういえば、あまり時間の流れに気づけていなかったな、
亜夢
亜夢
えっと···多分、ここに来て2日経つみたいだね。
そして、今は3日目の夜。
ひな
ひな
私達、全然寝てないじゃん!
花奈
花奈
それなら、出発は明日にしたほうがよさそうね。
ひな
ひな
うん。
そうしよう。
一方、
はるき
はるき
(花奈と一緒にワンダーキャッスルに来ることはできたけど···今は告白できるような雰囲気じゃないね···)
はるきは告白しようか悩んでいた。
ゆうや
ゆうや
はるき?
はるき
はるき
ゆうや···ごめん、今はまだ告白できそうにないよ···
ゆうや
ゆうや
確かに、今はしてよさそうな雰囲気じゃないな···
はるき
はるき
だから、ワンダーランドを無事に元通りにしてからちゃんと伝えるよ。
はるきはそう決意した。
ゆうや
ゆうや
分かった。
必ずワンダーランドを取り戻して、お前の願いもちゃんと叶えろよ。
はるき
はるき
うん、ありがとう。


つづく

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