結構な上機嫌で私は、アバンティーズハウスにお邪魔する。
びっくりするツリメの横には、りっちゃんが。
もう元気そうでよかった。
みんな驚いたり、首をかしげる。
だってりっちゃんには、私が見えないはず…
見たことない顔をするエイジ。
なんか変 笑笑
そらちぃは少し悪巧みをしたような顔をして、リア充2人に近づく。
突然の質問に2人は顔を真っ赤にする。
すかさずツッコミを入れる、ツリメ。
優しく雰囲気が和む。
私は、にこやかに笑いかけた。
煽るエイジに、羨ましいそうな顔のリクヲ。
その後、十数分の世間話をゆっくりとする。
私とそらちぃで。
すると
ツリメとりっちゃんは、いい感じだし。
リクヲとエイジは忙しそうだから。
この空間から抜けてもいいよね?
“グイッ”
力強く引っ張られる腕。
それと同時に、私は体勢を崩した。
ドジで鈍い私は手もでず、床とぶつか…
らなかった。
気づいたらそらちぃの大きな腕の中にいて…
あったかくて、心地よくて。
私は、ポカンと口を開けてしまった。
目が離せない???
私は、なんか分からないけど。
色々意識し始めた。
大きな腕。
優しい声。
綺麗に整った髪の毛。
そらちぃって…
思わず声に出た言葉にそらちぃは、?の顔をする。
私たちは、リビングを去った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!