紅魔館の門に近づくと、中国のカンフー衣装を着た女性が寝ていた。門番なのは分かるが、何故カンフー衣装かは、聞かないでおこう。
そんな事を考えてる間に、霊夢は、その門番に近づいて行った。
「起きなさい、美鈴。こんな姿、咲夜に見せて良いの?」
どうやら、彼女は美鈴と言うらしい。美鈴は、その言葉で飛び上がる様に起きた。
「うわぁ!それは勘弁。って、なんだ霊夢さんじゃないですか。脅かさないで下さい。」
「ごめんなさいね。でも、こうしないと起きないでしょう。それより、門を開けてちょうだい。」
「はい!只今。」
美鈴は、そう言って門を開けた。
それよりも、さっき霊夢が言った咲夜とは誰だろう。
午前8:15
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。