第4話

 3 . 彼女の死
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2023/12/19 12:37
 紫 .
 紫 .
貴方は誰かしら?
アニメのように美しい女性、紫は冷たい瞳で悟をぎろりと睨む。
だが悟は睨まれても動じることは無く、それどころか友好的に紫に話しかけてきた。
 悟 .
 悟 .
そんなに睨まないでよ、お姉さん。
 悟 .
 悟 .
僕は五条悟、とある任務でここまで来たんだけど...
ここは何処かなとヘラヘラ笑う悟に、紫は握っていたスペルカードをスキマへとしまった。
そして何処からか取り出した椅子に座り込むと、ゆっくり口を動かし始める。
その姿は余裕のあるような、助かったと喜ぶような、そんな姿だった。
 紫 .
 紫 .
ここは幻想郷、人と妖怪が共存するいわゆる楽園よ。
 紫 .
 紫 .
...まあそれも、昔の話だけれど。
くしゃりと、紫は美しい顔を歪めてそう呟く。
どことなく悔しそうな、悲しんだその姿に、悟はまさかと思考を巡らせた。
 悟 .
 悟 .
つまり、今回の呪霊は...
 紫 .
 紫 .
...ふふ、どうやら貴方はその任務で来てくれたのね。
逆光で影を落とした紫の寂しそうな表情を、悟はしっかりと自分の瞳で、ただただ見つめていた。
 阿求 .
 阿求 .
...それでは私は、小鈴の様子を見て来ます。
涙が落ち着いた阿求は、地面に座り込む魔理沙にそう伝えると、静かにその場から立ち上がる。
 魔理沙 .
 魔理沙 .
わかった、気をつけろよ!
にぱっと笑う魔理沙に、そう言う魔理沙さんこそと阿求はゆっくりその場から去っていった。
そして魔理沙が阿求の後ろ姿を見つめていると、何処からともなくメイド服の女性が現れる。
その姿はとても美麗で、動きの1つ1つが繊細で美しかった。
 咲夜 .
 咲夜 .
魔理沙、話したいことがあるの。
十六夜 咲夜は、相も変わらずの真っ直ぐな瞳で魔理沙にそう言いかける。
その声は普段よりも落ち込んでいて、心無しか小さくしぼんでいるようだった。
 魔理沙 .
 魔理沙 .
どうしたんだ?珍しく元気が無いじゃないか。
 咲夜 .
 咲夜 .
...余計なお世話ね。
いつもの表情で、愛想の無い顔で、咲夜は呟いた。
「お嬢様」以外に無頓着なのが彼女らしくて、魔理沙はくすっと少し笑う。
だがそんな魔理沙とは正反対に、咲夜の顔は酷く切り詰めた様子だった。
 咲夜 .
 咲夜 .
良い?私がこれから何と言おうとも、驚いたり泣き喚かないで頂戴。
不安を煽る言葉に、魔理沙はごくりと唾を飲み込む。
そして「ああ」と返事をすると、咲夜の話に耳を傾けた。
 咲夜 .
 咲夜 .
____霊夢が死んだわ。
その時の魔理沙は、自分が今どんな表情をしているのかもわからない程のショックを受けた。
でも多分、きっと誰も見たことのない驚きと悲しみに満ちた顔をしていたと思う。
みなさん大変お待たせしました!!
閲覧数が200を超えそうだったのに投稿しなかった永遠です....
でもこれにはマリアナ海溝よりも深い訳がありましてね!?
電波の悪いところでいつも通りこの小説を書いて、そして保存したんです。
そしてもう一回書こうと思って開きました。
その瞬間、データが全部消えてたんです...!!!
まあ要はデータが全部消えて落ち込んだから書くのをサボった訳です。
本当にすみません...😭🙏
これからは早めに投稿するのでお許しください...
ということで主の言い訳でした☺️((

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