第14話

救助訓練
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2026/03/27 17:24 更新
相澤消太
災害水難なんでもござれ、人命救助レスキュー訓練だ。
今日のヒーロー基礎学は救助訓練。
私が一番楽しみにしていた訓練だ。

コスチュームに着替え、バスに乗り込む。
クラスメイトたちが会話をする中、お父さんの隣の席に座る。
相澤消太
……混ざってこないのか?
あなた
午前中にたくさん話しましたので。
小中とあまり多くの友人がいなかったことから、多くの人と会話をすると疲れてしまう。
ポッドを作って行動するクジラの性質は、”個性”に反映されなかったらしい。

そんなこんなでお父さんとぽつぽつ会話をしていれば、訓練会場に到着した。
あなた
亜南さん!
バスを降りて真っ先に見えた”亜南さん”こと、プロヒーロー”13号”に飛びつけば、お父さんの捕縛布に縛られる。
相澤消太
授業中だぞ。後にしろ。
本当にこの捕縛布はどうなっているのか。

抵抗していないとはいえ、200kgもある私を軽々と引きずり寄せる。
入試のための訓練のときから続く、大きな疑問だ。
企業秘密だ、と答えは教えてもらっていない。
あなた
すみません、取り乱しました。
そう言ってクラスメイトの中に紛れ込む。
久しぶりに会えて嬉しかったんだ。
黒瀬亜南
始める前にお小言を一つ二つ……
要約するならば、”個性”は人を助けるために使うもの、という話だ。
簡単に人を殺せる力を持つことを自覚し、人命救助のためにそれをどう活用するか考える。
それが救助訓練で学ぶ最も大切な事だ。と。

入試までの訓練の中で再三にわたり言われている。
黒瀬亜南
以上!ご清聴ありがとうございました。
そう言って話を終える亜南さんに、拍手を送る。

やはり、何度聞いても”大切”だと思えるお話です。

なんてことを思っていれば、照明が点滅を始めた。
雄英の、しかも亜南さんの作った施設で、こんなことが起こるなんて。

……なにかが、おかしいです。
相澤消太
ひとかたまりになって動くな!
お父さんが声を張り上げる。

その異常性に、途方もない危機感を覚えた。
そうか、あれは、本物の……
相澤消太
ヴィランだ!
お父さんは亜南さんに私達生徒を頼み、敵の中に突っ込んで行った。

別に、信用が無いわけではないんです。

でも、でもなぜか、不安で不安で、仕方がない。
あなた
……どうか、無事で済みますように。
下で戦うお父さんを見つめながらそう呟き、避難に移ろうとする。

しかし、黒い霧のようなものに行く手を阻まれ、たらたらと言葉を紡ぐ。
どうやら、オールマイトの命を奪いに来たらしい。
そんな無謀なこと。ありえるのか。
雄英の警報機を鳴らすことなく侵入するなんてことを成している以上、相当考えられた上の作戦であるはずだ。
オールマイトを殺す算段も、揃っているのかもしれない。
でも、一体どうやって。

そんなことを考えるのに夢中になっていれば、視界が霧のようなものに覆われた。
あなた
まずっ、なんですかコレ!
しろ
好き勝手喋ったり絵を描いたりする場所を作りました!
しろ
もしよければ覗いて行ってくださると嬉しいです

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